290席の傾斜型プラネタリウム・ドーム
プラネタリウム・ドームの頭上は、直径23メートルの巨大なスクリーンで、すっぽりと覆われています。スクリーンの下には290席の座席が階段状に並んでいます。いきなり、宇宙世界に飛び込んだような錯覚に襲われます。リラックスした姿勢でスクリーンを見上げるには、後ろ目の座席に座るのがいいでしょう。巨大なドームスクリーンに星空を映し出すのはコニカミノルタプラネタリウム社製の宇宙シミュレーション型1球1光源恒星投影機「インフィニウム」。ドームの中央に設置されています。なんと最大約26000個もの星を映し出してくれるのです。
臨場感と迫力を産み出すオムニマックスシステム
この「インフィニウム」が作り出す星空をシャープにするのが、オムニマックスシステムとよばれるもの。映画館で使われるフィルムの約10倍の面積をもつ70ミリ15パーフォレーションのフォーマットをもっています。音響システムにも6チャンネル、マルチステレオシステムが採用され、天空から音がシャワーのように降り注いできます。ドーム内は臨場感と迫力で満ち溢れます。
解説つきで時間を追うように投影される季節の星座
プラネタリウム・ドームでは1日数回、その日の夜に空に見える星が時間を追うようにして順番に映し出されます。映像ごとに詳しい解説があるため、星座の形を正確につかむことができ、帰宅すると自然に夜空を見上げてしまいます。ところが残念ながら、空気が汚れネオンが輝く首都圏では、実際には見ることができません。本来あるべき姿を見るには、宇宙劇場に行かなければならないようです。
星空のプラネタリウムの他にも、超大型映画の上映、アロマの香りに包まれるリラクゼーションタイム、星空解説と楽器の生演奏とを組み合わせたコンサートなど、ユニークなイベントも数多く企画されています。
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さいたま市宇宙劇場
住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町682-2
TEL:048-647-0011
プラネタリウム料金:高校生以上610円,4歳~中学生300円
ホームページ:http://www.ucyugekijo.jp/
詳細はさいたま市宇宙劇場公式ホームページを確認