企業経営のノウハウ

管理部門の悩み解決!大切なことが必ず社員に届くワザ

管理部門の仕事の大半は社内への浸透、周知徹底ではないでしょうか。しかし悲しいかな、なかなか伝わらない、理解されない、浸透しないと言うのが現状ではないでしょうか。誰に何を伝えて、その結果どうして欲しいのか。明確にしつつも、どうしても管理部門目線で表現してしまったり、管理部門目線のツールで伝えようとしたり。再度、効果的な社内コミユニケーションを考えてみましょう。

豊田 健一

豊田 健一

総務人事・社内コミュニケーション ガイド

早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、株式会社魚力で総務課長を経験後、ウィズワークス株式会社入社。現在、株式会社月刊総務 代表取締役社長『月刊総務』編集長、ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアム理事、総務育成大学校主席講師。総務経験を生かした総務と営業のコンサルや講演など多数。

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6W1Hを意識すること

効果的な社内コミュニケーションとは、「6W1H」を常に意識することが大切です。
コミユニケーションをしている様子

コミュニケーションではターゲットの身になって考えることが重要


Who(誰が):メッセージの発信者は誰なのか
Whom(誰に対して):メッセージを伝える相手、ターゲット
What(何を):ターゲットに伝えたいこと、コンテンツ
How(どのように):コンテンツの料理方法、当事者意識を持ってもらう切り口
Why(なぜ):どうして伝えるのか、どうなって欲しいのか、ターゲットのあるべき姿
Where(どこで):どのメディア、ツールを使って伝えるのか、伝達手段
When(いつ):メッセージの発信時期
以下、順に説明していきましょう。

誰が誰に、何をして欲しいのか

誰が、というのはメッセージの発信者。これは意識するもしないも当事者だから、当たり前!、ということになりますが、注意したいのは、自分たちの言葉で発信してしまうことです。たとえば、情報システム部からのお知らせ、専門用語が当たり前のように記載されており、システム素人にはとても読めたものでない、ということはありがちです。

誰に対してを意識するということは、メッセージを届けたい相手目線で伝える、と言うことです。相手が理解できるレベルを把握することです。日ごろからそのターゲットとコミュニケーションを取るなどして、そのレベル感を把握しておきましょう。

何をして欲しいのか。管理部門からの発信は大きく分けて3つあるでしょう。
・事実、方針、メッセージの伝達、知ってもらう、理解してもらう
・新しい取り組み、サービス、機能を知ってもらい使ってもらう
・コンプライアンス等、理解して守って欲しい、必ず実践して欲しい

つまり、理解してもらう、使ってもらう、守ってもらう、それらの組合せが多いかと思います。
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