クラシックカーとスーパーカー、両方の勇姿を楽しめる
ズラリと並ぶ世界の名車たち。NASCスーパーカーラリーチャレンジには毎回、コレクターズアイテムのヴィンテージカーやスーパーカー、最新スーパースポーツまで、バラエティに富んだ車種が参加している。クルマ好き、必見! (Photo/Yonerth)
スーパーカークラスは、1980年以降の年式から最新モデルまで参加可能で、ビンテージクラスは逆に1980年以前のスピーツモデル全て、というカテゴライズである。他に、フェラーリ・クラブの参加枠もあって、エントラントが集う場所は、さながらクルマ好きの桃源郷と化す。
主催者からのお誘いもあって、14年最終戦の東京ステージ100kmに、ランボルギーニウラカンで参加した。しかも、今回はナビシートに妙齢のレディを任せての参戦で、いつも(=もちろん男性)とは、かなり気分のノリが違う。
しかも、単にキレイなお姉さんを載せるのではない。彼女は根っからのフェラリスタであり、ご本人もふだん、ネロのフェラーリカリフォルニアに乗っておられる。赤いブルゾンまで羽織って、「ワタシ、跳ね馬大好き! 」を全身でアピールされていたわけだが、そんな彼女(ここではM姫と呼ぶことにしよう)を何とか猛牛好きに宗旨替えさせようという“ウラテーマ”=目論み、もあってのウラカン・ナビ抜擢だった。
スタートは東京プリンスホテル。主催者から渡されたエントラントキットからゼッケン番号の入ったステッカーを取り出し、車体に貼っていると、M姫が現れた。「この子、前にも見たことあります! 発表試乗会で見かけたかな~」。なるほど、この反応はフツウの女子じゃない。
「ランボルギーニって、やっぱり男の子!!っていうイメージが強いですよね~」、と、ごくごく一般的な反応も示しつつ、まずは助手席へ。ウラカンのインテリアは、昔に比べて随分ラグジュアリィになったと思っていたので、そのあたりを聞いてみると、「うーん、でもやっぱり、ハードな感じがしますよ」、らしい。カリフォルニアよりよっぽどゴージャスだと思うのだが、なんでも、スイッチ類やパーツのひとつひとつが、ホネっぽいのだそう。分かるような、分からないような……。