北欧モダンを楽しむ AJシリーズ
デンマークを代表するデザイナー、アーネ・ヤコブセンのデザインした照明器具、AJシリーズをご紹介します。ヤコブセンと言えば、アントチェアやスワンチェアなど椅子のデザインを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、建築から家具、テキスタイル、そして照明器具のデザインまで幅広く手掛けており、まさに20世紀のスカンジナビアデザインをつくり上げたデザイナーの一人です。AJシリーズはルイスポールセン社から販売されており、スタンド器具としてAJテーブルランプ(高さ54.5cm)とAJフロアランプ(高さ130cm)があります。またブラケット器具のAJウォールは、付属のプラグ付のコードを使用すれば、配線工事をしなくても簡単に壁面に取り付けることが可能になっています。
照明器具のシェードは左右非対称の円錐形がデザイン的特徴になっており、大きさがそれぞれ異なります。例えば、テーブルランプは卓上に置いて低い位置から照明するため、光がより広がるようにフロアランプよりも少し大きく設計されています。また、シェードは上下に(ウォールライトの場合は左右にも)に動かすことができます。
器具の色は、以前から、白、黒、グラファイト・グレーの3色が販売されていましたが、2010年には50周年を記念して新しい5色、1809 イエロー・グリーン、1806 レッド、1805 ペトローリアム、1810 グリーン・ブルー、1808 サンド、が加わりました。この5色はどれもヤコブセンが設計した建築で使用した色調から選ばれています。
写真1.AJシリーズの新しい5色
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