次のブームは10年後!?
ビートたけしによる「お笑いブームは完全に終わったな」宣言です。これだけなら、世の中もうすうす気が付いていたことでもあり「委員長の終了宣言」くらいのものかなと思えるのですが、続けて「あと10年はお笑いブームはこない」という過激発言まであって、この発言に潜む真意をぜひとも探らなければと考えた次第です。
出どころは東スポ
年明け早々にネット上いたる所へ拡散されたこの記事の大元は「たけし新春毒ガス噴射」と銘打たれた東京スポーツ客員編集長としてのロング・インタビュー。お笑い界への言及は、3部構成のラストを飾る記事に掲載されていました。派手な見出しに動揺しながらも、詳しく内容を読んでいくと、現在までを「第3次お笑いブーム」とカテゴリーし、それが完全に終了したという話。次のブームはあと10年は来ないので、若手芸人はライブハウスで実力を磨いて、10年後に備えるしかないと談じています。
個人的には、たけし自身がブレイクした時期を「第1次」、ダウンタウンとウッチャンナンチャンが出てきたころを「第2次」とする区分けについて、色々ともの申したいところですが、かなりマイナーな話題になりそうなので、そこは飛ばして、本論の「ブーム終了」について、熱く迫りたいと思います。