今回は海鮮系を除いたご当地グルメBest3
2015年3月に北陸新幹線が延伸し、東京方面からアクセスが大きく改善した富山県。新幹線を利用してブリやホタルイカ、ベニズワイガニやシロエビなど、富山湾の幸を食べに足を運ぶ人も少なくないと思いますが、富山のグルメは海の幸だけではありません。そこで今回は、富山の地で受け継がれてきたご当地グルメを3つ紹介します。ぜひともチェックしてみてください。
その1:「駅弁の雄」としても全国区の知名度を誇る源の『ますのすし』
富山で一度は味わってもらいたいグルメが、ますずし。ますずしとは、すし板の上に酢めしとマスの切り身を敷き詰め、笹で包んでから曲木製のわっぱに詰めた、富山を代表する食べ物になります。「駅弁の雄」として源の駅弁『ますのすし』は鉄道ファンにも有名ですね。
諸説あるようですが、もともとは富山藩3代藩主の前田利興(としおき)の命令によって、江戸の将軍家への献上品として作られたアユの早ずしが起源となっていると言われています。
酸味と自然な甘みが絶妙にマッチする現代のますずし、富山県内の居酒屋や和食レストランであれば食べられますし、駅や空港などの売店では弁当としても販売されています。北陸新幹線の停車駅でもある主要ターミナルの富山駅周辺には、ますずし専門店もたくさん存在していますので、足を延ばしてどこかで買って食べてみるといいかもしれません。
地元の人はひいきのますずし屋を持っているほどで、生粋の富山市民になると、どこのお店のすしか、利きますずしもできるくらい。
富山観光に来るたびに異なる名店のますずしを食べて、自分の好みを語れるくらいになると、かっこいいかもしれませんね。
〇ますのすし本舗 源
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○富山ます寿司協同組合
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