見どころ満載！ストックホルムでおすすめの博物館5選(2ページ目)

 あのリンネも関わったスウェーデンの自然歴史博物館/Naturhistoriska riksmuseet

ストックホルム大学に隣接して立っている風格ある建物が自然歴史博物館です。この博物館の歴史は1700年代にまで遡り、スウェーデン王立科学アカデミーが国内外の自然植物や動物を収集を開始し、カール・フォン・リンネ( Carl von Linné)によって分類され始めたのが始まりでした。これらの収集はあっという間に膨れ上がり、スウェーデン初の自然科学博物館が作られました。その後何度か移転を重ね、1916年に現在の建物が完成しました。1993年には、観光客にも人気のあるコスモノーバ(Cosmonova)と呼ばれるIMAXシアターがオープンし、このシアターはスウェーデン最大のプラネタリウムとしても有名です。

2万平方メートルにもなる広大な博物館はテーマごとに、恐竜や動物、植物などが展示されています。動物や自然、地球に人類の歴史に興味のある方には、ぜひ訪れて欲しい博物館です。館内には、レストランとお弁当を持って行きたい人のためのランチルームがあります。また、ミュージアムショップでは、自然に関わったアクセサリーや本、おもちゃなどを買うことができます。館内は大変広いので、時間には余裕をもって見学されることをお勧めします。

〈DATA〉
■自然歴史博物館/Naturhistoriska riksmuseet
住所：Frescativägen40, Stockholm
TEL：+46(0)8 519 540 00
開館時間：火曜～金曜10:00～18:00、土日曜 11:00～18:00
休館日：月曜、ただし、祝日や学校が休みの時は開館している。
入場料：大人100スウェーデンクローネ、子ども(～18歳)無料、コスモノーバは別料金で大人100スウェーデンクローネ、子ども(5歳以上)50スウェーデンクローネ、博物館とコスモノーバのコンビチケットは、大人150スウェーデンクローネ、学生と65歳以上105スウェーデンクローネ、子ども(5歳～18歳)50スウェーデンクローネ、ストックホルムカードで博物館は無料、コスモノーバは割引あり
アクセス：地下鉄赤ラインのユニバシテェト(Universitetet)駅下車徒歩5分、バス40, 540番ナチュールヒストーリスカ・リクスミューゼエット(Naturhistoriska riksmuseet)下車すぐ。

見て体験して、体で楽しめる科学技術博物館/Tekniska museet

ストックホルムの地下鉄中央駅からバスで10分ほどいったところにあるのが、1936年にオープンした科学技術博物館です。オープン以来子どもだけでなく、大人も楽しめる博物館として人気があり、1万平方メートルに渡る館内には5万5千を超える展示物が並んでいます。科学技術と一言でいっても幅は広く、技術や工業の歴史から始まり、自動車や飛行機、エネルギーや環境、ITや宇宙、果ては、発明や創造、研究と未来の技術まで幅広い内容が展示されており見応えがあります。

この博物館はただ見て回るだけでなく、実際に技術を試し、様々な実験ができることも大きな魅力の一つです。子どもはもちろん、大人も童心に返り、興味関心をも持ち科学技術に触れ合うことができます。館内にはCino4 という全身で体験できる4Dの映画館もあり、そこでは3Dの映画を動く椅子に座って楽しむことができます。もちろん、レストランとランチルーム、ミュージアムショップもあります。

〈DATA〉
■科学技術博物館/Tekniska museet
住所：Museivägen 7, Stockholm
TEL：+46(0)8 450 5600
開館時間：10:00～17:00、水曜～20:00
休館日：なし
入場料：大人150スウェーデンクローネ、7～19歳50スウェーデンクローネ、子ども(～6歳)無料、Cino4は別料金で大人80スウェーデンクローネ、子ども(4～19歳)40スウェーデンクローネ、ただし4～7歳は保護者同伴でのみ入場可能。ストックホルムカードで博物館のみ入場無料
アクセス：バス69番ミュゼパルケン(Museiparken)停留所下車すぐ

ストックホルムの乗り物のことなら、ここ、交通博物館/Spårvägsmuseet

ソーデルマルム(Södermalm)エリアにあるのが、ストックホルムの公共交通機関の歴史や60台に上る車両の展示されている交通博物館です。個人によって集められ始めたものをもとに、1944年に公式に博物館としてオープンしました。展示物が大きくなかなか全てのものを展示することができず転々としましたが、1990年に現在の場所に移転しました。ここでは最も古い車両である乗り合い馬車から、最新のトラム車両まで揃っており、1800年代から現在に至るまでのストックホルムの交通の歴史や制服、交通広告など見ることができます。

地下鉄アートで有名なストックホルム、そんな歴史も垣間見ることができます。実はこういったアートはストックホルムの公共交通機関の至るところにあり、これらのアートには移動の手段のみである駅に特色と安心感を与え、利用者にとって分かりやすく使いやすいものにしたいという考えがあるのです。また、館内を子ども用のミニ地下鉄が走っており人気があります。レストランとミュージアムショップに加えて、2004年には同じ建物内におもちゃ博物館(Leksaksmuseet)がオープンしました。おもちゃ博物館には、交通博物館の入場料で入場が可能です。

〈DATA〉
■交通博物館/Spårvägsmuseet
住所：Tegelviksgatan 22, Stockholm
TEL：+46(0)8 686 1760
開館時間：月曜～金曜10:00～17:00、土日曜11:00～16:00
休館日：主な祝日
入場料：大人50スウェーデンクローネ、学生、65歳以上、若者(7～17歳)25スウェーデンクローネ、子ども(～7歳)無料
アクセス：地下鉄スルッセン(Slussen)駅からバス2、66番でスポールヴェーグミュゼット(Spårvägsmuseet)停留所下車すぐ