スウェーデン/スウェーデンのグルメ・レストラン

60年間変わらぬレシピ!ストックホルムのレトロカフェ

モダンでおしゃれなカフェが多いストックホルムで、ちょっと変わったカフェでお茶をしたいという方にオススメのレトロなカフェのご紹介です。観光の合間に一息つくのにも最適です。

サリネン れい子

執筆者:サリネン れい子

スウェーデンガイド

オープン当時の面影をそのまま残すレトロカフェ、ヴァランド/Valand

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1954年のオープン当時の店内のショーケースや内装は、50年代にタイムスリップしたかのよう

ストックホルム市立図書館やオーデンプラーン(Odenplan)から歩いてすぐのところに、ひっそりと佇んでいるのが、カフェ・ヴァランドです。1954年に先代のオーナーがベーカリーとカフェとしてオープンし、お店で働いていた未来の妻となるマグダレーナさんと出会い、60年にわたる長きの間二人でお店を切り盛りしてきました。二人は現役を引退しましたが、カフェは二人の想いを受けついだ息子さん夫婦によって開業当時のまま営業されています。

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店内の至るところに残っているレトロなものたち

音楽やラジオが流れていない静かな店内は、開業当時のままの装飾にゆったりとした広めの空間が印象的です。そこには、ひっそりと勉強する学生さんや馴染みのお客さんが昔ながらのコーヒーやお茶菓子を楽しむ姿がみられます。

 

変わらぬレシピで作られ続けるお菓子たち

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ショーケースに並ぶお菓子たち、手書きで書かれたプレートもかわいい

ヴァランドには、エスプレッソコーヒーやカフェラッテといったような流行りのコーヒーはありません。このカフェにあるのは、昔ながらのブリッギカッフェ(bryggkaffe)と呼ばれるスウェーデンのブレンドコーヒーとソーダ水。カフェで出されるお菓子は、すべて良質の材料にこだわり風味づけのパウダーなどは一切使わず、丁寧に作られたものばかり。品数は多くなく、ケーキなどの生クリームを使ったものはありませんが、品質にこだわったスウェーデンの昔ながらのクッキーやリンゴのパイ、シナモンロール、サンドイッチなどが楽しめます。

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スウェーデンの昔ながらのアップルパイ、バニラソースといただきます

改装や変化をするのではなく、歴史と時代を眺めながら、そのままをひたすら続けてきたカフェ。スウェーデン人が、懐かしく思い、ほっと一息つきたい時に訪れる昔ながらのレトロなカフェで、旅のひとときを過ごすのもよいのでは。店内は昔ながらですが、もちろん、クレジットカードでの支払いも可能です。

 

〈DATA〉
■ヴァランド/Valand
住所:Surbrunnsgatan 48, Stockholm
TEL:+46(0)8-20 84 05
営業時間:月~金曜9:00~18:00、土日曜日 11:00~17:00
定休日:なし
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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