待望の観覧車はなんと地上60メートル!
香港の新観光名所として注目される大観覧車
観覧車はスイスAEXが運営
中環(セントラル)のフェリーターミナルとIFCモールの中間に建てられた
巨大観覧車。地元メディアでは2014年の秋に試運転がささやかれたものの、しばらくお預け状態が続いていましたが、同年12月についに待望のオープンを迎えました。運営するのは、タイの首都バンコクで話題の観光スポット、アシアティック・ザ・リバーフロントの観覧車を経営する、スイスAEX社。数々の観覧車を運営する会社として知られています。
ゴンドラは8人乗りと大きめ。VIP用ゴンドラも用意されています
観覧車の全容を紹介すると、まず高さは60メートルで、約20階建てビルの高さに相当します。ゴンドラは42個で、その中の1台はVIP用となっています。1台につき8人乗りなので、日本のものよりは大きめな印象ですね。快適さを追求したというこの観覧車。全てのゴンドラは冷暖房完備で、夏は涼しく冬は暖かく保たれる上、Wi-Fiも利用できるというのも魅力です。
場所は中環(セントラル)の9-10埠頭の前の広場
ゴンドラの大きさはさることながら、日本の観覧車と異なる点として、周回数が挙げられます。日本ではゆっくりと1周して終わりというのがスタンダードですが、こちらの観覧車は1回の乗車につき3~5周回ってくれるのだとか。乗車時間は15~20分です。
昼と夜、異なる街の表情をあらゆる角度から
東を見ると湾仔のコンベンションセンターが目前に
中環(セントラル)のウォーターフロントにあるという立地から、観覧車からはさまざまな角度から香港を見ることができます。北を見ればビクトリア湾越しの九龍半島が、東を見れば湾仔(ワンチャイ)のランドマークであるコンベンションセンターが、南を見れば香港島一高層のIFCビルが迫ってきます。
見る角度によって印象がガラリと変わります
また、昼と夜では全く異なる表情を楽しめるのも魅力です。とりわけ、夜8時から始まる光のショー、
シンフォニーオブライツの時間には人気が殺到しそうな予感。乗車するのはもちろんですが、観覧車自体が完全に香港の夜景に溶け込むので、九龍半島から眺めるのもまた一興です。
紫に輝く観覧車は、香港の夜景をさらに彩るアクセントに
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Hong Kong Observation Wheel
住所:中環(セントラル)9、10番埠頭前
アクセス:中環(セントラル)埠頭からすぐ。MTR香港駅から徒歩5分
開園時間:11:00~23:00
料金:大人100香港ドル(約1500円)、子ども(12歳以下)・学生・シニア・障害者70香港ドル(約1000円)
※HK$1=約14.28円(2016年5月31日現在)