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映画『ベイマックス』とラセターの世界(2ページ目)

ディズニーの最新作『ベイマックス』が公開されます!そこで、ピクサーのドンであるジョン・ラセターが製作あるいは監督をしているディズニーとピクサー映画の世界をご紹介!『トイ・ストーリー』シリーズなど、CGアニメの名作の数々は家族で鑑賞するのにピッタリ!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド


ディズニーのアトラクションにもなった人気映画

『トイ・ストーリー』(1995年度作品)
アンディのお気に入りのカウボーイ人形のウッディ。しかし、そのお気に入りの地位をおびやかすロボット、バズ・ライトイヤーがやってきた。にらみ合うウッディとバズは、ひょんなことからアンディ宅から飛び出してしまい、隣の邪悪な少年エドにつかまってしまう……。

「オモチャたちがしゃべったり勝手に動いたら楽しいのに~」という幼少時代の夢を叶えてくれるCGアニメ。リーダー的存在のウッディと頼もしいけど勘違いが強いバズはじめ、個性的なオモチャたちが、人間さながらのドラマを繰り広げます。

シリーズは3作品。『トイ・ストーリー』はウッディとバズの出会いと友情、『トイ・ストーリー2』(1999年度作品)は、ウッディがオモチャ屋に売られてしまい、仲間たちが救出に向かう物語。『トイ・ストーリー3』(2010年度作品)は、ウッディたちがオモチャと遊ばなくなったアンディとの別れを描く物語。

最初の作品から順番に見ていくと、『トイ・ストーリー3』のラストは号泣必至です。ウッディやバズら、オモチャたちが求めていた愛をアンディは最後にちゃんと与えてくれるから。「ああああ、よかったあああ!」と。なんてスマートなエンディング!

ちなみに『トイ・ストーリー4』の製作が発表され、2017年公開を目指しているとのこと。まさに、ピクサーを代表する作品と言っても過言ではないでしょう。

監督:ジョン・ラセター(3のみ監督:リー・アンクリッチ)
声の出演:トム・ハンクス、ティム・アレン、ドン・リックルズ、アニー・ポッツほか

『モンスターズ・インク』(2001年度作品)
子供たちの悲鳴を集めてエネルギーにしているモンスター株式会社のマイクとサリー。そのモンスターの世界に女の子が紛れ込んでしまう。少女を守るために奔走するマイクとサリーを描いたかわいいモンスターファンタジー。

怖がらせないといけないのに、なかなかうまくいかないとか、怖がらせるのが仕事のくせに子供が苦手とか、コンプレックスの塊のマイクとサリーは、カタチがモンスターなだけで心は人間と変わらない。そもそも会社でうだつの上がらない様子など、子供に付き合って観たパパが「ドキ!」とするかも?

子供だけでなく大人の共感度も高いCGアニメ。追いかけっこのスピードと浮遊感はまるでアトラクションのようです。

ちなみに2は『モンスターズ・ユニバーシティ』。マイクとサリーの出会いなど、前日譚になっています。

監督:ピート・ドクター 声の出演:ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、メアリー・ギブス、ジェームズ・コバーン、スティーヴ・ブシェミほか

『ファインディング・ニモ』(2003年度作品)
母親の命と引換えに、400個の卵からたった一つだけ生まれたのカクレクマノミのニモ。ところがニモは人間の世界へと連れ去られてしまう。ニモを取り戻すべく、ニモ父のマーリンはナンヨウハギのドリーを相棒にニモ探しの旅へ。

『ファインディング・ニモ』の大ヒットでカクレクマノミを知った人も多く、ブームを巻き起こした作品。ニモとマーリンをサポートする海の生き物が次々登場。CGならではの海中シーンの美しさとキャラクターたちの楽しさとマーリンとニモが再会できるのかというハラハラ感がたまりません!

とりわけやっぱりニモはかわいい!かわいいからこそマーリンが何が何でも人間の手からニモを取り戻したいという気持ちに共感できるのです。

監督:アンドリュー・スタントン 声の出演:アルバート・ブルックス、エレン・デジェネレス、アレクサンダー・グールド、ウィレム・デフォーほか

>次は車と飛行機がピクサーワールドで羽ばたく映画
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