車と飛行機で男子の心をつかむ!
『カーズ』(2006年度作品)
天才レーシングマシーンであるライトニング・マックイーンが、故障を機に田舎町へ。そこで出会ったオンボロ車たちとの交流を描く、クルマの世界が舞台の物語。
イケイケのエリート社員がちょっとしたミスで左遷されて地方都市へ~みたいな話を車社会で描いたのがおもしろい。田舎の人情エピソードはほっこり温かく、カーレースシーンはスピードにノリノリ。このギャップが『カーズ』の魅力。俺様キャラだったマックイーンが、ひとりでは何もできないこと、いろいろな人に支えらえて自分の地位があることを教えられ、レーシングカーとして成長していく。けっこう日本人の琴線に触れるストーリーかもしれませんね。
ちなみに『カーズ2』はワールドグランプリを闘うマックイーンを描き、東京も登場。
監督:ジョン・ラセター 声の出演:オーウェン・ウィルソン、ポール・ニューマン、ボニー・ハント、ラリー・ザ・ケイブル・ガイほか
『プレーンズ』(2013年度作品)
農薬散布プロペラ機のダスティは、世界一周レースでチャンピオンになることを夢見ています。仲間たちも応援してくれるけれど、なんとダスティは高所恐怖症だったのです!
壮大な夢を持ちながらも致命的な悩みを抱えたダスティが弱点を克服して、世界へと羽ばたく姿を描いた飛行機のサクセスアニメ。こちらはスポ根のようなノリで、鬼コーチのような存在の教官飛行機も登場します。『カーズ』よりも青春色が強いかもしれません。映像では、やはり空を飛ぶシーンが圧巻。これはCGアニメならではの爽快感ですね。
『プレーンズ2/ファイヤー&レスキュー』は、故障したダスティが、レースを諦めて山岳地方のレスキュー隊員になって厳しい訓練に立ち向かう物語。チームで行動するときに必要な事や仲間との絆など、これまたスポ根要素満載!
監督:クレイ・ホール(『プレーンズ2』は、監督:ボブス・ガナウェイ)声の出演:デイン・クック、ステイシー・キーチ、ブラッド・ギャレット、テリー・ハッチャー、ヴァル・キルマーほか
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