空室対策としての設備の導入
入居者がお部屋探しをする際に最も重要視するポイントは「家賃」であり、ライバルは同じ価格帯の物件になります。入居者獲得の競争を勝ち抜く為には、まずは、それらのライバル物件をチェックし、周辺地域におけるご自身の建物のランクを知る必要があります。
ポータルサイトでは、駅からの距離、構造、築年数、専有面積などの基本的な項目から、宅配ボックス、防犯カメラなどの設備関係や、ペット可、楽器演奏可などの入居条件についても簡単に調べることが出来ます。
もし、ご自身の物件がライバル物件と比べて見劣りするようであれば、何かしらの対策が必要になりますが、効果的な空室対策の一つとして、設備への投資が挙げられます。
立地条件などについては変えることは出来ませんが、設備については比較的小さな負担で導入が可能です。
また、先述した通り、入居希望者がポータルサイト上で物件検索をする際には、設備に関する項目を選択することになる為、条件項目にある設備を複数登録することで、より多くの方々の目に触れることが出来ます。
反対に、チェックが入った設備が導入されていなかった場合には、検索条件から外れてしまい閲覧すらしてもらえません。空室対策を考えるのであれば、検索条件の項目にある設備を優先的に導入することが重要なのです。
内見時に心掛けたいポイント
内見時のポイントをしっかりとおさえる
主要なポータルサイトで物件の魅力を最大限にアピールした後は、実際に内見に訪れた方々に対しても良い印象を与えるような対策が必要になります。
インターネットで見た時よりも悪い印象を与えてしまっては成約に至る可能性は低く、そのような事態に陥らないよう積極的に建物の魅力をアピールしなければなりません。
□チェックポイント(1)
『集合郵便受けにチラシが散乱していませんか?』
入居者にとって共用部分の管理状況は大変気になるポイントです。
毎日のようにポスティングされるチラシが散乱しないよう、郵便受けの横にはゴミ箱を設置しましょう。
特に空室ではすぐにチラシがいっぱいになりポストから溢れてしまう為、定期的なチェックが必要になります。