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カントー旅行の王道!カイラン水上マーケットの魅力

ホーチミン南西部メコンデルタ地方に位置するカントーは、一泊二日から楽しめる観光エリア。早朝は起きるのが少し辛いですが、是非早起きしてはいかがでしょうか。水上では商品を大量にのせた大小の船が百以上行き交い、商いする光景を見ることができます。飲料水や簡単な軽食、果物などは観光客も買うことができます。地元に暮らす人々との触れ合いも旅のよい思い出となることでしょう。

古川 悠紀

執筆者:古川 悠紀

ホーチミンガイド

カントー観光では「カイラン水上マーケット」を楽しもう

Floating Market

外国人観光客も非常に多い

ホーチミン南西部、メコンデルタ地方のカントー市に観光へ訪れる方の多くは、「水上マーケット(市場)」が目的かもしれません。水上マーケット自体は今回紹介する「カイラン」以外にもいくつか点在していますが、ビギナー旅行者も含めて、手軽に行くことができるところがカイラン。カントー市内中心の観光エリアから最も近い場所です。ここの水上マーケットは大小の船を合わせると100隻以上。卸売、生活雑貨の小売、軽食を販売するボートなど幾種類の船がありますので、観光客も参加することができます。

参考記事>>>メコンデルタの魅力が満載!ホーチミン郊外のカントー

ツアーがおすすめ。個人参加は注意点も

水上マーケットの参加はツアーがおすすめです。ホーチミン市内には、ツアーデスクや旅行会社が多数ありますので、そこから申し込めば、カントーまでの移動手段と、水上マーケットを含むカントーの市内観光を楽しむことができます。マーケットは早朝開催で、またカントーまではホーチミンから3時間半程度かかることから、日帰りツアーはほとんど組まれていません。申し込む際は、ベトナムの滞在スケジュールをよく確認するようにしてください。

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大型船かプライベートボートかを選べる

個人で参加する際は、タクシーもしくはバイクタクシーで向かいましょう。ただし、早朝はどちらもつかまえるのに苦労します。滞在ホテルのフロントに頼んで、タクシーを呼んでもらうのがおすすめ。また、現地では水上マーケットのツアーを営んでいる観光客向けの大型船、もしくは個人のボートで自営している小型ボートを選ぶことができます。他の観光客と混じりたくない方は後者を選びましょう。料金は交渉制ですが、20万ドン程度が目安です。

ベストな時間は早朝6時~8時頃

水上マーケットの開催時間は早く、朝の5時頃にはすでに水上で交通渋滞が広がっています。前日は移動や市内観光で疲れているかと思いますが、できるだけ早い時間に行くのがおすすめです。ピークは8時頃で、それ以降も開催はしていますが、徐々に船の数も少なくなってきます。


人々の暮らしの様子を垣間見る

水上でうかがえる光景は、物品の売買だけではありません。そこに住む人々の生活も垣間見ることができます。

 
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水上で何日も生活することもある

彼らの多くは商品を売り切るまで、船内で何日も生活をおくります。洗濯をしたり、料理を作って小さな子供に食べさせていたりと、彼らの日常の生活風景を目に焼き付けてください。また、川端には水上に建つ家々も並んでいます。貧富の差が激しいのもベトナム政府が抱えている課題の一つです。

 

水上マーケットを散策!

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卸売船には目印が立つ


水上マーケットを遊覧していると、大小の船にも特徴があることに気が付きます。まず、沢山の野菜や果物を載せた大型船。こちらは卸売船です。長い竿を掲げてスイカやウリ、ココナッツ、バナナ、ライム、玉ねぎといった自分の売る商品を目印に付けています。

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大型船や観光船に寄りつく小売船

対して小さなボートは大型船や観光船に寄りついて、生活雑貨や食事を売る小売船です。小売船同士で物々交換する様子もうかがえます。

 
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飲料水や簡単な食事を提供してくれる

写真右は軽食を販売しているボート。観光客も利用することができます。主に販売しているのは飲料水と軽食。軽食は麺料理がほとんどです。ボートの中にコンロや食器、食材などを常備しているので、注文を受けてその場で作ってくれます。他にも果物やバインミー(ベトナムサンドウィッチ)を売るボートなど、さまざまあります。

 

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たくさん積まれたスイカ

水上マーケットで売り買いされた商品は、ミトーやホーチミンに売られます。また、小売船は水上に建つ家々にも寄って販売している様子も。なかなか市街地に出られない彼らにとっては、水上の市場は大切なマーケットであるようです。

 
カイランはメコン川の支流で行われる大規模マーケット。雄大な自然の中で生きる人々はたくましく映ります。ベトナム旅行の際は、その雰囲気を肌で感じ取ってください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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