1.なぜカフェなのか

なぜカフェを開きたいのか

なぜカフェを開きたいのか

実はカフェ業態は競争が激しく、開業するエリアも多様化しています。そして、開業後一年以内に廃業してしまうケースも後を絶ちません。つまり、カフェ経営に憧れている、コーヒーが三度の食事よりも好きという理由だけではなかなか現実に太刀打ちできないのです。カフェも業種、業態の一つとして捉えていろいろ検討を重ねましょう。その店舗用地で、投資対効果が最大になる業態を選ぶべきなのです。それでもどうしてもカフェしかない、とお考えならばご自身の事業計画を多くの場所で発表されて、ブラッシュアップを重ねてください。


2.なぜ今起業・独立なのか

男性ゆっくり考える

余裕のある時にしっかり考えておきましょう

今の現状にはもう飽きた、疲れたからとりあえず会社をやめて開業する……というような状態は非常に危険です。現実逃避ならば、開業後にも必ず現実逃避をしたくなります。また自分はまだ会社に残りたかったのに、会社側から解雇・諭旨解雇、早期退職依願募集などのアクションがあった場合、なぜ自身が対象になったのかをしっかり冷静に分析することから始めてください。それから事業計画を立てていきましょう。


3.自己資金だけか融資を頼むか

これはコンサルタントによっても大きく意見が分かれる分野です。「自己資金は潤沢にある、だから大丈夫」という考えに、ガイドはあまり賛成しません。今までに住宅・教育・車のローン以外で金融機関からお金を借りた経験はありますか?もちろんキャッシング等は除外しますが、もしも借りられたとするならばそれはあなたが信用されたのではなく、お勤めの会社を信用してくれたからという現実を直視しましょう。つまり、脱サラ後に融資が通るには、ご自身の信用ではなく、魅力ある事業内容であるかどうかが重要なのです。担保はあなた自身の労働力でもあります。このくらい厳し目に考えておく方が良いでしょう。


4.他のお店とのちがいは何か?

カフェの開業にあたっては、商品や人材の質、空間設計などをじっくり考えてみましょう。コーヒーチェーン店の差別化要素は商品提供までの速さ、テイクアウトできる、価格の安さあたりですね。個人店で豆からこだわったら、200円以下のご提供はまず無理でしょう。

個人カフェの成功例として次のようなものがあります。カフェオーナーが鉄道が大好きな方で、NゲージやHOゲージのジオラマを店内のオブジェとしてつくって鉄道を走らせる店舗をつくり、同じ鉄道ファンのお客様が集う店になった。これはコーヒーチェーンには真似のできない差別化ポイントであり、個人経営ならではの空間設計の強みです。


5.うちの店は何の価値が高いのか?

自店の価値についても行動を起こす前から考えておくべきことです。この視点で、流行っているお店に行って観察してみましょう。自店の価値について考えて営業しているか、たまたま繁盛しているかは見てすぐに分かります。並んで待って、やっと出てきた商品がメニュー写真とかけ離れている、という経験をされたことがあると思います。これは後者の典型例ですね。

つまり付加価値を追究しているのではなく、イレギュラーで繁盛してしまってオペレーションに追われている状況だということ。このような店舗は商品のクォリティ・接客レベル・店舗内外のクレンリネス感、つまりQSCレベルがガタガタのはずです。

影響力のあるメディアの取材を受け、翌日に大行列。スタッフ・原材料も足らず、周辺店舗などからのクレーム対応、行列の整列……。こうした状態では挙句の果て1ヶ月して閉店ということも少なくありません。

基本レベルの商品価値は保つとして、自店の持つ付加価値はなにかを考えることは、開店後にお客様から教えていただくこともあります。しかし、それでも「このようになりたい」という想いをアウトプットしておく作業はぜひしておいてください。


6.心折れない拠りどころは何か

事業を営んでいる方で、苦境に立たされた経験はないという方はほとんどいないでしょう。毎日が試練であると言われる経営者の方もいらっしゃいます。そのように苦しい状況下であっても自身のモチベーションの源泉は何なのかを自己分析しておきましょう。ガイドはこれをマイ理念と呼んでいます。理念は生き様そのものです。決める事が一番大変かもしれません。でも独立することとは何からも逃げないことであると思います。じっくり自分に向き合ってください。

いかがでしたでしょうか。ひとつひとつを考えていくと結構時間の掛かる内容のはずです。何かの仕掛かりをこなしながら考えられるものではありません。脱サラ前に、リラックスして考えをまとめてみてください。


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