クローゼットの主役はパイプハンガー、他は収納のスキマに
クローゼットの主役はたいていパイプハンガー。それ以外は?
クローゼットの主役はたいていパイプハンガーです。しかしクローゼットに収納するものは衣類だけではありません。結局それ以外は、頭の上の枕棚か、足元の狭い部分に押し込む。これがダメ収納の発端になっています。
バッグを重ねる、引っ掛けるのはダメ収納方法
バッグは型崩れをしたら価値を失う。並べて収納がお勧め。
バッグは積み重ねることで型崩れを起こします。持ち手をフックに引っ掛けるのも、型崩れを呼ぶだけでなく、持ち手が傷む原因になります。
バッグは型崩れをしたら価値を失います。ブランド物の中古品売買でも型崩れしたものは、値段が大きく下がります。クローゼットのリフォーム計画には、衣類以外の物の収納方法にも心を配る必要があります。
バッグは本棚に立てて収納するのがお勧めのスタイル。
ちなみに中に入っている新聞紙などを丸めたアンコは、そのままにしておくのが、型崩れを防ぐコツだそう。積み重ねられて、下のほうに埋もれたバッグを発掘したらカビが生えていたなんてことが無いよう、今日からダメ収納を見直しましょう。
ネクタイを小さく丸めて保管するのはダメ収納方法
お気に入りのネクタイは平置きで収納するのがお勧め(空き部屋活用リフォーム! 集中収納を作るより)
もうひとつ意外なダメ収納が、小さく丸めたまま長期間保存しておくことです。これも型崩れや芯ズレを起こす可能性が高いのです。
理想は平置きです。薄い引き出しが1つあれば、美しさを保ったまま収納できて選びやすくなります。丸めて保管する場合は、できるだけふわっとさせておくことがポイントです。
平置きは場所を取るので、なかなか難しいかもしれませんが、お気に入りのネクタイだけでも、平置きに収納しておくのがお勧めです。
衣類を針金ハンガーで掛けるのはダメ収納方法
針金ハンガーはギュウギュウのクローゼットに押し込みやすい?
針金ハンガーのまま収納している家におじゃました時、その理由を聞いてみると、わかってはいるけれど掛け変える手間がメンドウというだけでなく、細くて場所を取らないので、狭いクローゼットに押し込みやすいという意見もありました。
針金ハンガーでの収納方法の弊害は、型崩れを起こすのはもちろん、ギュウギュウに詰め込むことで、衣類がしわになったり、選びにくくなったりすることです。また防虫剤は空気の流れに乗って拡散するので、スキマなく詰め込まれたクローゼットは虫が湧きやすくなります。
大切なことは余裕のある収納計画を立てること。昨年着なかった衣類は思い切って処分して、スッキリさせれば、衣類を型崩れなくすみずみまで活用できて、おしゃれ度もアップするかもしれませんね。
リフォームの際には小物たちの居場所を作る計画を立てる
クローゼット作りでは、たくさんの衣類を掛けることばかりに注目が集まりがちなので、バッグやネクタイなどが追いやられてしまうことが多いのです。でも衣類を引き立てるのはこれらの小物たち。リフォームの際には、余裕のある収納計画を立てつつ、小物たちの居場所を確保しておきましょう。Copyright(c)2014 一級建築士事務所 Office Yuu,All rights reserved.