住宅設計・間取り/収納プラン

片付け上手な「収納3姉妹」が考えたクローク3つ(2ページ目)

収納がたっぷりあれば片付くはず。それなのに散らかるのは何故でしょう。片付け上手な人が注目しているのはモノの定位置のこと。どこにどんな収納があったらいい?3姉妹の答えはコレ!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


1.リビングの散らかり問題を解決する

家庭生活にとってリビングはカナメと言える大切な場所。それなのに、散らかりやすくて片付けにくいから、ストレスを感じてしまう人が多いのも事実です。リモコンや爪切りが行方不明、おもちゃは広げたまま、読みかけの雑誌が山積みになっているから、落ち着かないといった問題も起こります。
リビクロに掃除機収納

リビングにウォークイン収納という組み合わせは、ありそうでなかった!と好評。掃除用具が置ける。廊下からも出し入れできる両面収納もある

積水ハウスで調査したところ、男性が帰宅後に着替える場所はリビングが3割という結果が出たそうです。子育て中の家庭であれば、オムツ交換をすることもあるでしょう。仕事から帰宅した男性が、まずはカバンを置いて部屋着に着替えるという行動パターンも想像できます。
リビクロに家族の物を一括収納

急な来客があっても安心。散らばったモノをかき集めてリビクロにしまえば、澄ました顔でおもてなしできる

リビングは、ただくつろぐためにしつらえるだけで十分とは言えません。様々な生活行為に必要な持ち物が、ラクに片付く収納を備えていることが肝心。それが「リビクロ」(リビングクローク)の役目です。

細かい耳かきをはじめ救急箱、扇風機やヒーターといった季節家電、アイロンや掃除機などの家事用具、おもちゃ、シーズンの飾り物のほかにも、備蓄用飲料水のストックまで、日常生活で必要なモノのために、定位置を提供しています。そこで気になるのは広さの目安。リビクロは1畳ほどの小さなスペースで、多種多様なモノが約200点しまえるそうです。

ウォークイン型のリビクロは、リビングに直結した位置にあり、短時間で片付くのが特徴。そして、収納扉が1か所なので、引き出しや扉がソファにぶつかるといった心配はいりません。さらに、まとまった壁面が残せるので、そこに絵を飾って楽しむ余裕が持てます。リビングでは飾ることに意識が向きがちですが、リビクロがあることで、すっきり片付いた美しい空間に保てるようになります。

続いては、玄関の片付けが得意な姉妹が提案する収納をご紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます