積水ハウスの家では、3つのクロークを使って収納問題を解決しています。モノをしまいこまずに、ちゃんと活用するために、出し入れのしやすさを考えている
「収納3姉妹」。片付けやすさが格段にアップするポイントを、
大船展示場の事例でご紹介します。
いいとこ取りの収納スタイル
住まいの収納には2種類あります。納戸のような収納専用スペースを確保して、モノをまとめておける集中収納と、モノを使う場所ごとにしまえるようにする分散収納。それぞれのメリットとしては、集中させることで収納量が確保でき、分散させることで使い勝手がよくなるといった点が挙げられます。
片付く部屋では、お気に入りを見せたり飾ったりできる
その両方を取り入れて家づくりをする方法もありますが、「収納3姉妹」はそのメリットをあわせ持つ収納スタイルを提案しています。使いたいとき、しまいたいときにその場ですぐできて、ちゃんとしまえるクロークをリビングと玄関、寝室に設置。「収納3姉妹」と名付けられた理由は、3つのクロークの提案にちなんで、積水ハウス本社の研究開発チームの女性3人がネーミングを考えたからだそうです。
収納3姉妹と暮らせば、「片付けやすくて助かる」というママ、「これがあれば怒られなくてすむ!」とパパが喜ぶ。左から、リビクロ、シュークロ、シンクロ
また、「収納は量よりもしまいよく」という考え方を「姉妹」という言葉につなげて、洒落を利かせています。では、量より質のクロークというのは、どんな収納なのでしょう。人気のあるウォークイン型になっているだけではなく、ホテルで荷物を預けるような、気の利いたサービスを加えた収納スタイルになっていると言えます。
そんなホスピタリティを感じさせる、3つのクロークを順番に見ていきましょう。