アメリカ全土が揺れる!上院議員選挙を追いかける!
『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』(2011年度作品)ペンシルバニア州知事の広報官として活動するスティーヴン(ライアン・ゴズリング)は、オハイオ州予備選前に、ライバル候補の陣営のひとりから引き抜きの誘いがあったり、選挙スタッフのインターン(エヴァン・レイチェル・ウッド)の秘密に愕然としたり……。スティーヴンは選挙の裏側で起こるダークな一面に翻弄されていく。
政治の裏側は清廉潔白な世界じゃないから面白いのかもしれませんが、見れば見るほどウンザリするのも事実。知事を窮地においやる事件がいまひとつ脇が甘すぎたり、スティーヴンも簡単に敵の参謀に会ったり……って、そんなに簡単に敵に会っちゃうの?と驚きですが、アメリカはそのあたりドライなのかも。選挙は情報戦というのもよくわかる映画です。
監督:ジョージ・クルーニー 出演:ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、ジェフリー・ライト、エヴァン・レイチェル・ウッドほか
『候補者ビル・マッケイ』(1972年度作品)
上院議員選挙に担ぎだされたイケメン弁護士(ロバート・レッドフォード)が、選挙参謀に言われるままに操り人形のように選挙を突き進んで行く姿を描く。
アメリカの為ではなく、共和党を叩き、民主党が選挙戦に勝つことだけが目的のような選挙。自身の意志、哲学、思想は置いといて、周囲を取り囲まれて後戻りできなくなる主人公。ちょっと日本のドキュメンタリー『選挙』をほうふつさせる内容にビックリですよ。どこも一緒なんですね……。
監督:マイケル・リッチー 出演:ロバート・レッドフォード、ピーター・ボイル、メルヴィン・ダグラス、ナタリー・ウッド、ドン・ポーター
>お次は、政治や選挙がらみのちょっと風変わりなアメリカ映画を紹介します。