テクノポップ/アーティストインタヴュー

逆境から這い上がるエレクトリックリボン

2007年に始動、2012年から今年の夏まで快進撃を続けてきた自作自演型エレクトロ・アイドル、エレクトリックリボン(エリボン)。しかし、現在フリー、メンバーは二人だけに…そんな逆境の中、リーダーでさみしがり屋のasCaちゃんとフロントの傍若無人なericaちゃんにその歴史と今後の展望について語っていただきました。新メンバーオーディション決定! 来たれ!16歳以上の女子諸君!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

今日は渋谷の喫茶店にて、エレクトリックリボン(エリボン)のasCaちゃんとericaちゃんと取材名目で、エリボンの歴史、そして現状についてお話をうかがいました。
interview

取材中(左から、asCa、erica、ガイド)


ソロからエレクトリックりぼん

ガイド:
asCaちゃん、ericaちゃん、今日は集まっていただき、ありがとうございます。

asCa:
エリボンを始めた頃にこのAll Aboutテクノポップの記事をファンの方に紹介して頂いて、その頃からずっとこの記事に載るのに憧れていたんです。四方さんにいつかコンタクト取ろう!と思いつつ勇気がなかったので、こんな機会が頂けて本当に嬉しいです。

ガイド:
恐縮です! 先ずは、エレクトリックリボンの歴史を振り返りましょう。始めたのは、2007年12月、太古の昔の話ですが、最初はasCaちゃんのソロユニットだったんですよね。

asCa:
もともと「ときめきエキスプレス」というバンドで活動していたのですが、私の作る曲が可愛すぎて、男性ばかりのバンドではなかなかできなかったので、私のソロプロジェクトとして「エレクトリックりぼん(現在はエレクトリックリボン)」を始めることにしました。当時は配信中心の活動でした。

ガイド:
まだ、中学生くらいだったんですよね(笑)。

asCa:
(笑ってごまかす)

erica:
(苦笑)

ガイド:
エリボンのほとんどの楽曲はasCaちゃんによるものですが、もともと宅録とかやっていたり、そういう学校に通っていたりしていたのですか?

asCa:

国立(くにたち)音楽大学を卒業しました。楽曲制作は、高校生の時に、MIDI打ち込みを主体として趣味の一環としてやっていました。

超さみしがり屋なasCaちゃん

ガイド:
で、ユニットにしようとした理由は?

asCa :
一人での活動はさみしかったからです。一人暮らしの時は、携帯代が1ヶ月で10万円超えたことがあったり、遠征の時は友達に頼んでついてきてもらうくらいさみしがり屋なんです…

erica:
asCaはさみしくて「構って~!」となるより、一人で暗くなるタイプですね(笑)!

でも、ちょっとあざとい理由

ガイド:
Perfumeとかの影響はあったのですか?

asCa:
それもありますが、可愛い子を入れると売れるかなと、あざとい理由もあります。理想的には可愛い子を二人フロントに。

ガイド:
最初は「アイドルです!」というアピールをそれほどしていなかったんですよね。

asCa:
していませんでした。アイドルと言うのは申し訳ないなと思っていました。

ribbonとか好きでした

ガイド:
自作自演できるアイドルって全然いないわけではないけれど、珍しい存在です。アイドルたるべきか、否か、迷いはなかったのですか? 逆にアイドルと認識されているのに、「私はアーティストです」という人もいるわけで。

asCa:
アーティストでもありたいですが、アイドルが好きなんです。モーニング娘。のオーディションを受けたこともありました! 幼少時代ですが、ribbonも好きでした。

ガイド:
永作博美さんもいたribbonですね。確かにエレクトリックリボンにつながりますね。
やっぱり、アイドルだから、恋愛禁止なんですか? 恋愛が発覚したアイドルが制裁を受けているのは、ちょっとかわいそうかなぁ~と。

erica:

私は一応1000人彼氏がいる設定になっているので…

asCa:
(笑)
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