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2014年 無線LANルータ 今年買うべき機種は?(2ページ目)

2014年に発売された無線LANルータの中で、今年のベストバイを紹介。全体は「スタンダード」「ミドルクラス」「ハイグレード」の3タイプに分けて構成されている。新しい年を快適なネットワーク環境で迎えよう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

お勧めミドルクラスタイプ

■NEC AtermWG1800HP2

NEC AtermWG1800HP2 11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯) 同時利用タイプ PA-WG1800HP2

理論値1300Mbps(11ac/5GHz帯)に対応した製品。電波を全方位へしっかり飛ばす「μ(マイクロ)SRアンテナ」は、米粒ほどの大きさ。そのため、高性能でもサイズが約33(W)×111(D)×170(H)mmと小柄。

この機種には、2つの中継機能が搭載されている。中継機能を利用すれば、電波の届きにくい部屋でも快適に通信できる。1つは、「Wi-Fi TVモード中継機能」。これは、親機/中継機/子機の間を電波の干渉が少ない5GHz帯で接続するモード。もう1つは、「Wi-Fi高速中継機能」。こちらは、親機/中継機間を5GHz帯、中継機/子機間を2.4GHz帯で接続するモード。子機が2.4GHz帯にしか対応していない場合に利用する。 少し下位のグレードでNEC AtermWG1400HPもあるが、速度の理論値が867Mbps(11ac/5GHz帯)。実売価格にあまり差がないので、 AtermWG1800HP2の方を選びたい。

■バッファロー AirStation  WZR-1750DHP2


BUFFALO 11ac(Draft) 1300プラス450Mbps 無線LAN親機 WZR-1750DHP2/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] (マンション4LDK・戸建3階建の6人家族向け)
理論値最大1300Mbps(11ac)に対応した製品。本製品の特徴は、転送速度・安定性を向上させる「ビームフォーミングEX」に対応していること。通常、距離や障害物によって電波のロスが発生し、速度が遅くなる。ビームフォーミングEX機能を利用すると、親機から出るソナーの役割を果たす電波が、子機の動きを察知し、最適な電波の束を形成する。離れたところでiPhoneやiPadを利用したいときに好都合な機能と言える。

なお、この機能はiPhoneやiPadといった「ビームフォーミングEX」または「ビームフォーミング」対応の子機との組み合わせで利用できる。

ほかにも、接続子機ごとに時間帯を指定して接続を制限するアクセス制限機能や有害サイトの閲覧を制限できるフィルタリング機能を搭載。 下位機種に、バッファロー AirStation WZR-1166DHP2があるが、理論値が最大866Mbps(IEEE802.11ac)で実売価格にあまり差が無いのでWZR-1750DHP2 を選びたい。

次は、ハイグレードタイプをみていこう。

 

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