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土地を探す時に役立つチェックシート(2ページ目)

土地探しの際に役に立つチェックシートを作ってみました。注文住宅の建築にあたり、土地探しから考えているという方にお勧めです。記事では、土地探しで注目したいポイントについても紹介しています。

田中 直輝

執筆者:田中 直輝

ハウスメーカー選びガイド

土地探し編のチェックシートを作成したのは、土地探しという「入り口」の部分で選択を誤ると、その後の住まいづくりに大きな影響を与えかねないからです。価格や立地だけでなく、様々な検討を行う必要があります。

自ら土地探しをする際の注意点とは?

土地情報

土地には私たちには見えづらい様々なデメリットや制約がある場合があり、イメージ通りの住宅を建築できないケースがあるため注意が必要だ

土地探しは自分たちで行うケースのほか、ハウスメーカーなどと一緒に行うケースもあります。問題なのは前者のケース。この場合、不動産業者に依頼して紹介を受けるケースが多いですが、彼らは住宅の専門家ではありません。

つまり、皆さんがイメージしている住宅を建てられない土地を紹介されるケースがあるため、チェックシートのような内容をしっかりと検討すべきなのです。

ちなみに、ハウスメーカーから土地の紹介を受ける場合、「建築条件付き」と銘打った土地である場合があります。これは、ハウスメーカーが独自に購入した土地で、「当社で建てていただけるなら販売しますよ」という土地です。

ハウスメーカーの場合、住宅に適した土地、つまり住みやすい場所でないと「建築条件付き」の土地として販売しないことが多いため、安心感は比較的あると考えられます。言葉を換えると、各種リスクが少ない土地である可能性が高いというわけです。ただ、あくまで一般論でしかありませんから、自分なりにしっかりとチェックはすべきです。

地盤や敷地形状、災害時のことなどもチェック

都市部の路地

仮にこの先に購入候補地があるとしよう。この場合、周囲に木造住宅が集まり道路も狭いため、災害時の火災では逃げ場がなくなる可能性もある(クリックすると拡大します)

さて、以下で土地に関するチェック項目の中で重要、かつ見過ごしがちなことを書いておきます。まずは地盤の問題。住宅を建築する際、地盤改良などで想定した以上の費用を負担しなければいけなくなるケースもあります。また、敷地の形状や位置によっては上下水管などの工事費用で想定外の負担を強いられるケースもあるようです。

都市部に多い狭小敷地の購入は特に要注意。広めの敷地より値頃感のある価格で購入できるはずですが、住宅密集地だけに様々な法的規制を受けるため、皆さんが思い描くようなデザインや広さがある住宅を実現できないケースが大いに考えられます。

災害時への備えという点にも留意しましょう。近年は集中豪雨が多発していますので、浸水被害が起こりにくい場所かを確認しましょう。火災にも注意が必要。周囲が家事の際に燃えやすい木造住宅に囲まれているケースもあります。この場合、大地震の後の火災で延焼被害を受けやすい上、避難しにくいという問題もあります。

土地は境界の問題なども含めそれぞれに固有の問題を有しています。価格や立地、周辺環境など見た目に分かりやすい情報に加えて、以上のような視点で多角的、詳細な検討を行うべきなのです。

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