年金/公的年金制度の仕組み

年金番号の仕組みを理解しよう!

国は我々の年金記録を管理するため「年金番号」を付番しています。平成9年以降は、一人に一つの年金番号(基礎年金番号)が、それまでは一制度で一つの年金番号が付番されていました。ただ、一制度一年金番号が徹底されていなかったため、一人で複数の年金番号を持つことも少なくありません。複数の番号(年金手帳)をお持ちの場合は、基礎年金番号に統合されているかどうかを確認する必要があります。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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年金番号、現在は「一人 一番号」

「ブルー」「オレンジ」以外に「カーキ(国民年金手帳)」や「厚生年金保険被保険者証」というものでも年金番号が付番されている

「ブルー」「オレンジ」以外に「カーキ(国民年金手帳)」や「厚生年金保険被保険者証」というものでも年金番号が付番されている

国は我々の年金記録を管理するために「年金番号」を付番して管理しています。現在は一人に対して一つの年金番号(基礎年金番号)を付番しており、その番号が記載されているのが「年金手帳」ということになります。また、年金を請求し、年金を受け取る際に発行される「年金証書」にも基礎年金番号が付番されています。

「一人 一番号」ということになっていますので、転職をしたり、加入制度が変わったりしても番号は変わりません。年金に関する手続きの際には、必ずこの基礎年金番号が必要となります。

基礎年金番号は、4桁プラス6桁(間にハイフン(-))が入る)で構成されています。
「○○○○‐××××××」

「ブルー」、「オレンジ」の手帳と年金番号の関係とは?

この「一人に一つの年金番号」という原則が採用されたのは平成9年からで、それまでは"一応"「一制度 一年金」という原則になっていました。

この平成9年を境に年金手帳の色が変わり、それまでは「オレンジ」、平成9年からは「ブルー」となっています。「ブルー」の年金手帳には、基礎年金番号がそのま印字されていますが、基礎年金番号がない時代に発行されている「オレンジ」の年金手帳をお持ちの方については、基礎年金番号通知書という紙が送られました。ですから、オレンジ色の年金手帳をお持ちの方には、その「通知書」を貼り付けてあるのではないかと思います。

通知書がない!って方についても、通知書がなくても基礎年金番号は生きていますし、手帳の再発行ができますのでご安心を(再発行された年金手帳は「ブルー」になります)。

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