10月に入ると、猫の食欲は一気に増し、ある日気づくと「あれ?あなた、太ったんじゃない?」「毛がモコモコになってきたね」「毛がツヤツヤして天使の輪っか」なんて風に変身していることに気づくのです。
室内だけで生活している猫には、冬を迎えるための準備は必要ないけれど、外で生活している猫にとっては、9~11月にたくさん食べられるかが生死を分けます。寒さ厳しい冬を乗り切るために、猫の本能は秋を感じる前から食べろと命令を出します。食欲の秋って猫のための言葉でもあるんですね。そして、脂肪に包まれた丸々とした身体と、雨をはじき、風を通さない防寒コートを身にまとうのです。
今回は、一番美しく輝く秋に撮影した猫たちをご紹介します。
紅の秋
真っ赤に色づいた紅葉の木の下で水を飲む猫さん。猫には赤が識別できないらしいので、紅葉には気づかないでしょうが、カメラを構えていたわたしは、池の水面に映る紅葉と猫さんが、ドンピシャの位置に来てくれて嬉しかったです。紅の秋
落ち葉色の猫さん
黄金の絨毯は朝露に濡れていて、猫さんは居心地が悪そうです。落ち葉が乾いて枯れ葉になると、その吹きだまりに、暖かい落ち葉のベッドができます。落ち葉色の猫さん
白い光
日が短いから、お日様ができている時間はとても貴重。猫さんはひまわりの様に、昼間の白い光を追いかけて日向ぼっこ。明日も晴れるといいね。白い光
続いて美しく輪郭を描き出す夕暮れの光に包まれた猫さんをご紹介