美術館/エリア別おすすめ美術館

20世紀美術を中心に楽しめる愛知県美術館

名古屋で美術を味わいたいというときに、まずは市の中心部・栄エリアにある施設オアシス21に隣接する愛知芸術文化センターの中にある「愛知県美術館」はいかがでしょうか。作品鑑賞以外にも、おすすめスポットをご紹介します!

藤田 千彩

執筆者:藤田 千彩

アートガイド

名古屋市営地下鉄栄駅すぐ!の便利な場所

名古屋市中心部の栄エリア。愛知県美術館は、水中庭園やレストランなどで多くの人が集うオアシス21に隣接する愛知文化芸術センターの中にあります。地下鉄から愛知芸術文化センターの地下はつながっており、そのままエレベーターで上がると愛知県美術館はすぐです。

地下からの入口

地下からの入口


ピカソ、マティス、クリムト――20世紀美術がお待ちかね

愛知県美術館は、約8000件の作品所蔵(美術用語で「コレクション」と呼びます)をしています。

まず、皆さんがご存じのピカソやマティス、クリムトなどの絵画、日本の近代洋画を切り開いた画家たちの作品など、国内外の20世紀美術作品。

展示室にはソファが置かれ、ゆっくり鑑賞することができます。

展示室にはソファが置かれ、ゆっくり鑑賞することができます。


そして、コレクション全体の約半分の量を占めているのが、「木村定三コレクション」、名古屋の美術品収集家(美術用語で「コレクター」と呼びます)の木村定三氏とご遺族から寄贈された、近代洋画、日本画、工芸品、仏教彫刻などです。

また、愛知県出身で工芸の近代化に力添えをした藤井達吉氏から寄贈されたコレクションなどもあります。

こうしたコレクションは「コレクション展」という展覧会で、企画展の会期に合わせて作品を入れ替えながら紹介しています。

彫刻作品が置かれた屋上からは、テレビ塔が間近に見えます。

彫刻作品が置かれた屋上からは、テレビ塔が間近に見えます。


この「コレクション展」とは別に、美術館の展示室を広くつかい、年に5回の「企画展」を開催。歴史に残る芸術家を紹介したり、現代美術のアーティストによる個展・グループ展など行います。さらに3年に1回、開かれている「あいちトリエンナーレ」の会場にもなっています。
館内の展示室だけでなく、屋上などに彫刻作品もあります。ビルの屋上に行くことができる美術館も珍しいので、建物をぐるっと散歩してみると面白いですよ。
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