アクロポリスとの共通チケットで入場できる遺跡や博物館が点在
観光客でいつも賑わうプラカ地区
アクロポリスとの共通チケットで入場できる見所が多いので、今回はアクロポリス周辺からプラカ地区の見所をまわり、シンタグマ広場に抜けるコースとしてご紹介していきます。
古代墓地ケラミコスの遺跡と博物館
アクロポリスから「ティシオ」駅(ISAP地下鉄のライン1、緑のライン)方面に向かって歩き、古代アゴラを通過して、ケラミコスへ。地下鉄を利用する場合は「ケラミコス」駅(ライン3、青のライン)からすぐです。古代墓地だったケラミコスの遺跡と博物館は、アクロポリスとの共通チケットで入場できます。この地ケラミコスには陶器をつくる職人が多く住んでいたので、それがセラミック(陶器)の語源になったとも言われます。博物館には墓地から発掘された精緻な細工が施された陶器や墓石などが展示されています。
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■ケラミコス
TEL:210-3463552
住所:148 Ermou St.
開場時間:8:00~20:00
※開場時間は季節によって変動するので冬季は特に要確認
休館日:1/1、3/25、5/1、12/25、26
※その他、復活祭など毎年変動する祝祭日による閉業日あり
料金:アクロポリスとの共通チケット12ユーロ、単独チケット2ユーロ
古代アゴラ ヘファイストス神殿、アタロスの柱廊博物館は必見
アタロスの柱廊博物館(写真中央 長さ約115m、幅約20mの2階建ての建物)を望む
アゴラとは市場という意味ですが、古代においてはもっと広範囲な意味があり、政治、経済、文化の中心地でした。商店が軒を連ね、人々が買物をしたり、評議会場や裁判所などの公的機関が設置され、意見交換や情報収集をしたりする生活の拠点だったのです。哲学者や政治家の演説もよく行われ、ソクラテスやプラトンもこの場所で教えを説きました。
古代アゴラにある紀元前5世紀頃に建立されたヘファイストス神殿は、ギリシャの数多くの遺跡の神殿のなかでも、最も原型を留めており、見応えのある神殿です。ギリシャ神話のオリンポス12神のひとり、火と鍛冶の神ヘファイストスを祀っているという説が最も有力です。
アタロスの柱廊博物館(古代アゴラ博物館)も必見。ギリシャの遺跡のなかで唯一、完全に復元された建造物です。長さ約115m、幅が20mの2階建ての建物で、ドリス式やイオニア式の美しい列柱が立ち並びます。古代アゴラで発掘された貴重な出土品の大半が展示されています。
古代アゴラには他にもアグリッパの音楽堂などがあります。
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■古代アゴラ
TEL:210-3210185
住所: 24 Adrianou St.
開場時間:8:00~15:00
※開場時間は季節によって 変動するので冬季は特に要確認
休館日:1/1、3/25、5/1、12/25、26
※その他、復活祭など毎年変動する祝祭日による閉業日あり
料金:アクロポリスとの共通チケット12ユーロ、単独チケット4ユーロ
ローマ時代のアゴラ、ローマン・アゴラ
ローマ時代のアゴラ、ローマン・アゴラ
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■ローマン・アゴラ
TEL:210-3245220
住所:Pelopida & Eolou St.
開場時間:8:00~18:00
※開場時間は季節によって 変動するので冬季は特に要確認
休館日:1/1、3/25、5/1、12/25、26
※その他、復活祭など毎年変動する祝祭日による閉業日あり
料金:アクロポリスとの共通チケット12ユーロ、単独チケット2ユーロ