行政書士試験/ゼロから始める行政書士試験

授業後1週間の勉強法 ゼロからの行政書士試験7(3ページ目)

復習の方法を確立させることが合格の近道です。しかし、漠然と復習する人が多いのが実情です。そこで、効率のいい復習方法をご紹介します。今回は、授業を受けてから1週間以内の期間についてです。

山本 直哉

執筆者:山本 直哉

行政書士ガイド

授業から3日・4日・5日後の勉強法

平日週二回クラスは、例えば、月曜日・木曜日クラス、火曜日・金曜日クラスと言ったように、2日の間隔をあけて実施されます。つまり、その週の最初の授業から3日後には新しい授業が実施されます。

新しい授業について、当日、翌日、翌々日の勉強をしないといけません。そこで、週の最初の授業から3日後、4日後、5日後は新しい授業の復習に専念した方がいいと思います。

一方、全日クラスについては授業がありませんので、3日後は午前の授業について「翌々日の勉強法」を、4日後は午後の授業について「翌々日の勉強法」を行ってください。5日後は午前の授業について、6日後は午後の授業について、次に紹介する「授業から6日後の勉強法」をそれぞれ実施してください。

ガイドの立場からアドバイス
授業の復習が不十分の状態で、新しい授業の復習が重なると嫌気がさします。ただ、授業翌日の勉強をしっかりとしておけば、休日にまとめて勉強する方法でも取りかえすことは可能です。

授業から6日後の勉強法

平日週二回クラスは、授業から6日後にも問題集を解きましょう。授業から約1週間も経過すると、あやふやな知識は記憶から消えていきます。また、新しい授業の復習も行っているので、記憶が薄らぎがちになります。一方、自分が理解している知識は記憶に残っています。この記憶の差が弱点の原因となります。

問題集は間違った問題だけ解けばいいと思いますが、時間があれば全部の問題を解きましょう。そして、間違った問題を必ずチェックして、テキストの該当部分にも印をつけておきましょう。

また、授業から6日後の勉強は、新しい授業の復習とも重なりますので、時間のやりくりが大切です。もし新しい授業の復習が終わっていないならば、そちらを優先しましょう。バランスよく勉強することが大切です。

授業から6日後の勉強のポイント
・問題集を解く(これまでに間違った問題を中心に、可能なら全部の問題を。目安3時間前後)
・自分の弱点を探すことが目的
・新しい授業の復習とのバランスに注意

ガイドの立場からアドバイス
6日後の勉強は、問題集を解くのが3回目ないし4回目になると思います。同じ問題を何度も間違える方もいます。できないと嘆く方が多いのですが、その原因を究明することが大切です。何度も間違える問題は必ず講師に質問してください。

最後に。一日3時間の勉強の理想と現実

社会人が一日3時間の勉強時間を確保することは、簡単ではありません。朝型に切り替えて、早朝と退社後に予備校の自習室で勉強するというのが理想です(勉強時間の確保や計画についての詳細はこちらをご覧ください)。受講生の多くの方が、平日は2時間前後の勉強で、足りない分は休日に補っているという話をよく耳にします。休日をうまく使うことも大切です。
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