行政書士試験/ゼロから始める行政書士試験

勉強環境を整えよう ゼロからの行政書士試験2

ゼロからの行政書士試験第2回は勉強環境です。合否をわけるのは、個人の能力よりも勉強環境です。そこで、今回は、合格者の成功例をもとにして勉強環境(時間・場所・方法)についてお話をしたいと思います。

山本 直哉

執筆者:山本 直哉

行政書士ガイド

はじめに

行政書士試験合格に一番必要なのは勉強です。合格と不合格を分けるのは、個人の能力差よりも、勉強環境の差にあると感じます。そこで、今回は、勉強環境(時間・場所・方法)についてお話をしたいと思います。予備校に通う前に勉強環境を整えて万全を期しましょう。

勉強時間のポイント 週21時間を確保

勉強環境において最も重要なのは勉強時間の確保です。それは、行政書士試験は、暗記中心の試験で、覚える作業に時間が必要だからです。ではどれくらい勉強時間を確保すればいいのでしょうか。

合格者の話をまとめると、平均1日3時間前後で週21時間ぐらいです(予備校の授業時間は含みません)。1日3時間としましたが休日にまとめて勉強しても構いません。なお、これは平均ですので、1日1時間半の勉強で合格した人もいます。

次に、勉強時間を確保するとして、どの時間帯に設定すればよいのでしょうか。

朝型、夜型、深夜型にわけて考えてみます。

・朝型  主に出社前に勉強時間を設定する場合
・夜型  予備校の自習室を使うなどして、主に退社後帰宅前に勉強時間を設定する場合
・深夜型 主に帰宅後に勉強時間を設定する場合

行政書士試験,勉強

行政書士試験の勉強時間帯も、各種勉強法と同様に朝型を推奨します。

「主に」としているのは連続して3時間を確保するのは難しいからです。講師経験から言えば、朝型や夜型の方が深夜型よりもいい結果を残している印象があります。話を聞く限り、深夜型の問題点は、疲れている中勉強するので集中力が低下している点にあります。

また、仕事が忙しいなど時間の融通が利かない方が、消去法で深夜型になります。深夜型の人は朝型や夜型に転換できるかがポイントになるでしょう。

理想的な時間設定のモデルは、一例ですが、出社前に1時間の勉強(5時半から6時半)、退社後予備校で2時間の勉強(19時から21時)です。このように、朝型と夜型をうまく組み合わるパターンが理想です。

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