行政書士試験/ゼロから始める行政書士試験

授業後1週間の勉強法 ゼロからの行政書士試験7

復習の方法を確立させることが合格の近道です。しかし、漠然と復習する人が多いのが実情です。そこで、効率のいい復習方法をご紹介します。今回は、授業を受けてから1週間以内の期間についてです。

山本 直哉

執筆者:山本 直哉

行政書士ガイド

授業形態によって復習方法は異なります

予備校の行政書士対策講座は、平日一コマ週二回クラスと、全日二コマ週一回クラス(午前・午後の二回授業)で構成されることが多いです。私は、ここ数年、どちらのクラスも担当しています。受講生からよく受ける復習に関する相談内容を反映させながら、授業を受けてから1週間以内の効果的な勉強法を平日クラスをベースに、全日クラスについてもご紹介します。

授業翌日の勉強法 

まず、授業当日の復習(授業当日の復習方法についてはこちらをご覧ください)が終わっていない場合には、そちらを終わらせてください。

授業の翌日の勉強法ですが、週二回クラスの方は、授業範囲の問題集を解いてください。ただ解くだけではなく、併せて、授業の復習も行います。個人差はあると思いますが目安は3時間です。

ここでのポイントは、「授業の復習をしてから問題集を解くのではなく、問題集を解くのに必要な範囲で授業の復習をする」ということです。これは、時間効率を高めるためです。

テキストの使い方について、受講生から相談を受けますが、テキストは「辞書的」に使ってください。例えば、英文の勉強をする際は、わからない単語が出て初めて辞書を引くと思います。わかりきった単語をわざわざ調べる人はいないはずです。問題を解くうえで、必要な場合にテキストを利用してください。テキストを利用した場合は、勉強の記録を残すため、該当箇所に印をつけておきましょう(ポストイットは外れてしまうので、ペンで印をつけてください)。

行政書士試験,勉強,復習方法

弱点を発見してそれを克服するのが勉強です。常に自分の弱点を意識してください。

授業翌日の勉強の目標は、問題集を解いて、自分の解ける問題と自分の解けない問題を区別することです。

確信を持って答えを出せなかった問題や根拠を示さないで答えを出した問題、何となく解けた問題は、解けなかった問題に分類して、消えないペンで「日付とバツ」をつけておきましょう。これを行うことにより、弱点が明らかになり、次回以降の勉強効率があがります。

授業翌日の勉強のポイント
・テキストを横において、問題集を解く(目安3時間前後)
・テキストは辞書的に使い、使ったら必ず印をつけておく
・解ける問題と解けない問題を明らかにすることが目的

全日クラスの方は、午前の授業の範囲について、問題集を解き、授業の復習もしてください。

ガイドの立場からアドバイス
授業翌日の勉強を疎かにすると、勉強計画がずれ込みます。皆さん諸事情を抱えて勉強をしていると思いますが、翌日の勉強は特に大切ですので、しっかりと勉強時間をとって、全力で復習をしてください。授業翌日の勉強が成功すると、これ以降の勉強がぐっと楽になります。大変ですが、是非、頑張ってください。
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