はじめに

「夏を制する者は受験を制する」大学受験などでよく聞く言葉です。11月に試験がある行政書士試験は、年明けに試験がある大学受験よりも、「夏」は大事と言えるかもしれません。そこで、大事な夏の過ごし方についてお話をしたいと思います。

主要科目の克服を

行政書士試験は科目の配点にばらつきがあることが特徴です。主要科目である行政法と民法だけで配点の6割を越えます。

主要科目を克服することが何よりも合格の近道です。夏はじっくりと腰を据えて勉強できる最後の時期です。ではこの時期にどうやって主要科目の克服をすればいいのでしょうか。一通り勉強が済んでいることを前提にお話をいたします。

夏の過ごし方「行政法」

行政法で必ずやらなければならないことを挙げるならこの二つでしょう。
・行政手続法、行政不服審査法の条文の音読
・地方自治法の復習(捨て問にしないこと)

なぜこの二つをやるべきか理由をご説明したいと思います。

本試験の行政手続法と行政不服審査法の問題は得点しやすいと思います。それは条文がそのまま出題されることが多いからです。しかし、条文をちゃんと勉強している人は意外に少なく、取りこぼしをしている人もいます。条文の読み込みは、試験前に慌ててやっても身につきません。だからこそ夏にやるべきです。「易しい問題を確実に得点できるようにすること」が目的です。

行政書士試験,勉強法

行政書士試験は絶対評価の試験です。みんな一緒に頑張って合格しましょう

他方、地方自治法は、予備校のカリキュラムでは行政法の一番最後に位置するため、他の行政法の分野と比べると復習の回数が足らず、勉強不足の人が目立ちます。二年目に合格した人に聞くと、大抵、一年目と比べて、地方自治法をしっかり勉強したという人が多いのです。

試験直前にまとめて勉強しようとしても、地方自治法は勉強しづらいので、成果を実感できずに焦ってしまい、苦手箇所になりやすいのです。だからこそ、精神的余裕のまだある夏にしっかりと勉強をするべきです。「行政法の穴をなくすこと」が目的です。

次のページでは、条文音読と地方自治法の勉強時の注意点と、民法の勉強について、お話しします。