鎌倉・江ノ島の観光・旅行/鎌倉・江ノ島の観光スポット&モデルコース

鎌倉・稲村ヶ崎 美しい夕景と出会う海辺散策コース(2ページ目)

富士山や江ノ島をシルエットにした、茜色の夕焼け。オレンジから藍色へと、刻々と色彩を変え、星光る夜空へと移りゆく天空のドラマ……そんなすてきな夕景を見にいってみませんか。場所は稲村ヶ崎。空気の澄んだ、晩秋から冬にかけてがおすすめ。この地球にいることを感動できる、美しい風景です。ロマンティックな景色を眺めたい2人の、デートコースにもおすすめですよ。

村田 江里子

執筆者:村田 江里子

鎌倉・江ノ島ガイド


御霊神社~江ノ電沿線の趣ある静かな神社

石造りの鳥居をくぐり、御霊神社へ。江ノ電沿線の静かな神社で、心が落ち着きます。
ご神木のタブノキ

樹齢350年というご神木のタブノキ

悠々と立つご神木のタブノキは、樹齢350年、高さ20メートルもある市の天然記念物。

御霊神社

鎌倉権五郎景政をまつる御霊神社

御霊神社は、権五郎神社ともいわれ、鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)を祭神としてまつる神社。権五郎景政は、平安時代の後三年の役のとき、敵に矢で目を射られ、味方が足を顔にかけて矢を抜こうとしたところ、「弓矢に当たって死ぬのは武士の本望だが、顔を土足で踏まれるのは武士の恥」 と言って切りかかったという豪傑。その味方は謝って、ひざで顔を押さえて矢を抜いたといいます。その勇ましさをたたえ、祭神としてまつられることになったそう。
左が手玉石(約105キロ)、右が袂石(約60キロ)

左が手玉石(約105キロ)、右が袂石(約60キロ)

境内には、景政が手玉にとったといわれる手玉石、着物の袂(たもと)に入れたといわれる袂石や、領内をまわるときに弓を立てかけて休んだといわれる弓立ての松などもあります。

御霊神社のすぐ前を走る江ノ電

御霊神社のすぐ前を走る江ノ電

ときおり、カンカン……と踏切が鳴って、境内のすぐ脇を通り抜けていく江ノ電。中井貴一さんの主演していたドラマ「最後から二番目の恋」(フジテレビ系)の舞台にもなった神社です。晩秋なら、イチョウの木の葉が黄色く色づき、黄金色の落ち葉のじゅうたんもみられるかもしれません。

<DATA>
■御霊神社
住所:鎌倉市坂ノ下4-9
アクセス:江ノ電長谷駅より徒歩5分
Yahoo!地図


老舗の和菓子をお土産に~力餅家

力餅屋

創業300年、老舗の店構え

御霊神社正面の鳥居を出てまっすぐ進むと、源五郎力餅のお店があります。江戸時代から営まれている老舗で、木造のお店の造りにも、歴史の風格が漂います。

力餅

噛みごたえのある力餅

しっかりとした噛みごたえのつきたてお餅に、さらりと上品なこしあんが乗った和菓子。やさしい舌触りのやわらかな求肥もあり、こちらはお餅より日持ちがします。時を超えて受け継がれる、老舗の味わい。お土産にぜひどうぞ。

<DATA>
■力餅家
価格:
・生餅(10個入り670円、消費期限は当日)
・求肥(1個95円・9個入り930円、消費期限3日)
住所:鎌倉市坂ノ下18-18
電話:0467-22-0513
定休日:水曜日・第3火曜日(祝日の場合は営業、GW・盆時期は営業、1月1~2日休み)
アクセス:江ノ電長谷駅より徒歩7分
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