同時に公開されたPV『Trigger』の再生回数は一気に100万回を超え、すでに大きな期待を寄せられている。11月8日(日)には1stフルアルバムをリリース。ベールに包まれている彼らの正体について探るべく、2弾に分けてインタビューをお届けします。
偶然の重なった出会いからバンドを結成
11月8日いよいよアルバムをリリースする『INKT』
Kei:僕、kissy、mACKAz、SASSYの4人はサポートなどの仕事で一緒になった縁から、3年ぐらい前からバンドを組もうという話をしていました。そこへ、僕とkissyの友達だったKOKIから「バンドをやりたい」という話を聞いて、一緒に組むことになりました。
――友達がバンド仲間になるとは思いも寄らなかったのではないでしょうか?
Kei:そうですね。最初、KOKIから話を聞いた時は思わず「えっ!」ってびっくりして (笑)。
KOKI: このふたりとは、ダーツを一緒にやったりする飲み友達でした。kissyなんかバーに行くとラム酒ばっかり飲んでるような、そんなプライベートでの付き合いのイメージのほうが強かった彼らと、いつの間にか音楽の話をするようになっていました。ちょうどお互いのタイミングがうまく重なりましたね。
――3年掛けて、妥協することなく、ずっとボーカルを探していたというのもすごいですね。
kissy: 4人とも個性が強いから、そこにハマるボーカルが全然見つからなくて。
mACKAz:やっぱりボーカルには中途半端な人を入れたくなかったので、探していたというより、見つかればいいなぐらいの感じで気長に日々を過ごしていました。
KOKI:そこへドぎつい個性の奴が入ってきたでしょ?(笑)
mACKAz:うん(笑)。僕が一番最初にKOKIと会ったのはスタジオなんですけど、人見知りの僕に対して、最初から「うぃーす!」って接してきて(笑)。
左からKOKI,mACKAz,SASSY
KOKI:ふたりがどんな人かはもちろん、どんな音を出すかも何も知らない状態で、とりあえずスタジオに入りましたね。だけど、話してみると、ゲームやアニメの趣味が共通していたのもあって、打ち解けるのが早かったです。
mACKAz:僕達はバンドをやる上で、音楽性はもちろん、人間性もすごく大事にしたいんです。それでKOKIは一緒にいてすごく楽しいと思える相手だったので、一緒にバンドをやりたいと思いました。
SASSY:僕は最初にスタジオに入った時から、KOKIから放たれるロック感にすごく惹かれて、すぐに一緒にやりたいと思いました。あと、やっぱり世代が近く、友達感覚でいられる関係っていうのが僕にとって重要だったので、KOKIを相手になら僕も自分をさらけ出していけると思いました。
――そもそもKOKIさんがバンドを組みたいと思った動機はなんでしたか?
KOKI:生音が大好きだからですね。それでバンドを組もうと考えた時、メンバー全員がフロントマンとして張っていけるバンドを組みたいと思って、そんな時にこのメンバーに出会いました。メンバーの個性の強さは最強だし、いい意味での彼らのバカさ加減も僕は大好きなので、今、本当に楽しいですね。
――また、これまで様々なご活躍を見せてきたみなさんがひとつになってバンド活動をされている訳ですが、バンド内で何かルールはありますか?
一同:うーん…。
Kei:ないよね(笑)。
KOKI:そこら辺適当だよね(笑)。友達からバンド仲間になったところで関係性も変わらないし。
Kei:しいて言えば、メンバーの自由を尊重するぐらいです。「やりたい」って言ったら、それを実現できるように考えていきます。
KOKI:メンバーの個性は強いけど、NOがなく、我を出せる場であるのが、このバンドのいいところですね。あとは、仕事をする上で、人として最低限のことは気を付けようっていうぐらいじゃないかな?
>>いよいよ始動へと駒を進める5人。次ページでは、INKTの音楽性について紹介。