バリ島/バリ島の観光

観る人を魅了する! バリ島の伝統舞踊と基本情報(3ページ目)

バリ島の伝統舞踊と一口に言ってもその種類は様々です。神々に捧げる奉納芸能から娯楽性のある舞踊劇まで。外国人観光客が観られる舞台は限られているのでチェックが必要。ガイドおすすめの舞踊について、場所や開催時間とともに紹介します。

プトゥ ヒロミ

執筆者:プトゥ ヒロミ

バリ島ガイド

夜に開幕するレゴン・ダンス

チョンドン

とある国の王様ラッサムと、彼からの求婚を拒否するランケサリ王女の物語を3人の女性ダンサーが踊りで表現します。チョンドンと呼ばれるダンサーは舞踊団の花形。将来性のある若い女性ダンサーが踊ります。

レゴン・ダンスはきらびやかな衣装を身にまとった女性ダンサーが踊る宮廷舞踊です。優美な衣装をまとった女性ダンサーの手の動きや目の動かし方に特徴があります。ウブド地域、南部エリアの大型ホテルのディナショー、サヌール地域のレストランなどで観ることができます。レゴン・ダンスは何種類もありますが、通常はレゴン・クラトン(クラトンは宮殿の意味)が上演されます。

日本の観光客から「本物のレゴン・ダンス舞台」について尋ねられることがありますが、バリ島の伝統舞踊に本物も偽物もありません。しいていえば神様に捧げられる奉納芸能が本来の姿に近いのかもしれませんね。レベル的に高いと言われるのは、ウブドで開催される公演です。ホテルのディナーショーなどで観るものとは一味違ったバリ舞踊を楽しめると思います。ウブド地域では、金曜日にプリアタン地区で公演するティルタサリ、土曜日にプリアタン地区で公演するグヌンサリ、月曜日にプリサレン王宮で公演するサダブダヤがおすすめです。
いろいろな踊り

レゴン・ダンスの舞台ではさまざまな踊りも演目に加わります。1:戦士の勇敢な踊りバリス、2:男女がペアで踊る伝統的なバリのラブストーリーを表現したオレグ・タンブリリンガン、3:トロンボンという楽器を叩きながら、演じるクビャル・トロンボン、4:老人の仮面をかぶったトペンダンス


ウブドで開催される芸能では夕食を一緒にとることはできません。ウブド芸能は時間が長く2時間近にも及ぶので、芸能の後に食事をとろうとすると夜遅くなります。地域のレストランは閉店が早いので、ゆっくりと食事をすることがかないません。そのため、ウブド芸能を観賞するには開演の前に早めのディナーを計画することになります。

ガポールダンス

始まりはガボールと呼ばれるウェルカムダンスで神様を歓迎する踊りです。終盤には、お祈りを捧げ手に持っていた花びらを撒きます

バリ島の華やかなレゴン・ダンスを観たいけれど、それほど本格的でなくダイジェスト版でも結構、そしてできれば一緒に食事もできるという場所を希望される方もいるでしょう。おすすめはバイパス沿いのクマンギ・レストラン。月曜日から金曜日の夜2回のレゴン・ダンスの公演を観ながら、インドネシア、バリ、イタリアンのセットメニューを楽しむことができます。

 
神様に捧げられる奉納芸能から観光客が観ることができる舞台芸能まで、バリ島にはたくさんの伝統的な芸能があります。神様と共に生きるバリ島の人々の生活を、踊りを通して感じることができるチャンスですので、ぜひ滞在中のスケジュールに舞踊観賞を加えてみてはいかがでしょうか?(情報は2014年11月現在のものになります)
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