PDCAサイクルが回せるゲームは面白い
目の前の問題を解決するために、あるいは、より効率的にプレイするために、そう行動するプレイヤーはPDCAサイクルを回していることがあります
なんでいきなりビジネス用語の話をしているかと言いますと、このPDCAサイクルの考え方、ゲームにも応用できるんじゃないか、似たようなことは言えるんじゃないかと思うんですね。そして、PDCAサイクルがぐるぐる回るようなゲームというのは、とても面白いんです。また、プレイヤーがPDCAサイクルを回せるようになると、ゲームをとても面白く遊べるようになる、という言い方もできます。
というわけで、今回はPDCAサイクルという視点で、ゲームを眺めてみたいと思います。例に挙げるのは「モンスターハンター(以下モンハン)」シリーズです。
モンスターハンターとPDCAサイクル
少しでも早くモンスターを狩るにはどうしたらよいか?
PDCAサイクルは元々、品質向上のための仕組みなので、そのままモンハンに当てはめると、狩りの品質を向上する、例えばあるモンスターを倒すのにかかる時間を縮める為にPDCAサイクルを利用する、なんていうことだと分かりやすく実践できます。
Planがモンハンおなじみの火竜「リオレウス」を30分以内に倒す、だとして、Do、狩りを実行し、Chek、結果を評価すると35分かかっていた、そこでAct、敵を見つけるのに時間がかかりすぎるのでマップとリオレウスの初期出現位置を覚えてしまおう、という改善案を出します。これで30分で狩ることができれば、次はさらに修正をかけて25分を目標とした計画に挑戦します。
なんとなく何度も狩りをしてタイムを早めるのではなくて、目標とそのための行動を設定し、実行できたかを評価、さらに改善というステップで、狩りの品質を向上していこう、というわけです。
ハイスコアアタックに挑戦するのが楽しい人って、こういうことをもっともっと細かい部分にまで及んでできる人ですよね。さて、今度はさらにこの考え方を応用して、始めて出会った強敵モンスターをどう攻略していくのか、その修練の過程にPDCAサイクルを当てはめてみます。