カザフスタン
ガイド:カザフスタン(Kazakhstan)は、中央アジア(カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン)の国では一番でかい国。ちょうど中央アジアには10月に訪問し、共産テクノと辺境ポップの視点から二つ記事を書きましたので、読んでいただけると幸いです。新生バイアグラ(ВИА Гра)の公開オーディションでも、カザフスタンからも挑戦者がいました。残念ながら、最後まで残りませんでした。
カザフスタンにもあった!共産テクノ (All Aboutテクノポップ)
カザフスタン発エレクトロポップ (All Aboutテクノポップ)
Musicola
ガイド:不思議なユニットを見つけました。1993年に旧首都アルマトイ(Almaty)で結成されたエキゾチック美人ヴォーカルのKarina Abdalinaと東洋人風貌のギタリストのBulat Syzdykovの二人。こちらのクリップ、普通に歌っていたKarinaちゃんは、途中からボディペイントだけで上半身をあらわにして歌います。この曲自体は、1999年の割と古い曲ですが、Remix versionとかもあります。カザフスタンはイスラム教徒が多い国。別にこのクリップがエロいという意味ではないのですが、意外と自由な表現が許容されているんだと一種の驚きがありました。
Arman Zholdar (new Edition) (amazon.co.jp)
Арман жолдар(Arman zholdar) (YouTube)
Musicola (official)
松見:
ボディペイントの直前のKarina嬢の衣装が赤いロンTにサングラス(?)というカジュアルな装いなのがまたなんとも(笑)。 リミックスが思いのほかリミックスしててちょっと驚きました。アニメーションも突っ込みどころ満載です。Арман жолдар Remix 2003 (YouTube)
ガイド:
せんとくんは奈良だけでなく、カザフスタンでも人気があるのかと思ってしまいました! 終わり方が、Daft Punkの「Technologic」っぽいと感じたのですが、こっちの方が早いじゃないですか!
Yerzhan & Meruert
松見:こちらは歌手のErjan Nurhasen(本名はYerzhan Nurhasenoff)と女優としても活動しているMeruert Tusupbayevaがタッグを組んだ楽曲のようです。リリース時期などは分かりませんでしたが、2000年代初頭でしょうか。しかし90年代のユーロポップ的でもあります。ソロ曲ではド演歌なMeruert嬢の艶やかなボーカルスタイルも、このコラボ作ではエフェクトで見事に打ち消されています。一方のErjanのソロも、楽曲とMVのロケーションとのギャップが絶妙。辺境ポップの醍醐味とも言えるこのチグハグ感、素晴らしいです。
Биле! Биле! (YouTube)
Ержан Н?рхасенов - СYЙIКТI АРУЫМ (YouTube)
Меруерт Тусипбаева - Кимай сенi барамын (So hard to part from you) (YouTube)
ガイド:
最初の曲が断然好きです。間違ってやってしまったのかもしれませんが、初期衝動を感じます!