ガールズロックに新革命！初の専門番組も開始に(2ページ目)

ガールズロックバンド「Risky Melody」とは？

これまで幅広い分野での活動経験のあるALICEは、歌手としての夢を捨てきれず、またアイドルと仕事をすることが多かったこともあり、女の子の秘めたパワーを武器にしたいと、ガールズロックバンドを結成することを決意。そこで、ネットで募ったり、自ら音楽専門学校に電話を掛けたりと、妥協することなくメンバー選考を行ない、晴れて今年2月11日にRisky Melodyを始動させた。

しっかり者のVo.ALICE、癒し系のGt.MAYU、ツッパリキャラのBa.MAI、ムードメーカーのDr.Rieと、個性派揃いのメンバーが揃っているのが魅力。また、ボーカル以外がバックバンドになってしまうのではなく、各メンバーが引き立つバンドでいたいという日野の思いから、個々が生きるように練られたフレーズやステージングも見どころ。女性ならではの繊細さや力強さを描いたリリックをキャッチーなメロディーに重ね、容姿端麗ながら男性顔負けの演奏力で勝負し、徐々に人気を集めている。

ところが始動当初、いざ、ガールズロックバンドを始めてみると、アイドルシーンに比べて、アーティスト数、観客の双方における人口の少なさを痛感し、大きな壁にぶち当たった彼女たち。そこでまず、ガールズロックシーンを盛り上げることから始めようと、ガールズロックバンドに呼び掛け、バンド同士切磋琢磨を繰り広げる場として対バンイベント「G-Rock Party」を毎月開催。その様子は毎回DVDに収録され、フォトブックと共に物販で販売し、現在もシーンの普及に努めている。

また、サイリウムの光る華やかなアイドルのライブ風景に対抗して、光るリストバンド、略して“ピカバン”を考案。これを装着することで、拳を挙げ、タオルを振り回すロックライブでも、他ジャンルのグループとのイベントライブでも差別化を計り、会場を彩ろうという作戦だ。また、今までなかったお揃いのグッズを所持することで、互いの結束力や士気を高めようという意図もあり、今後、アイドルのサイリウムのように、ガールズロックシーンを象徴するアイテムとなっていく可能性も大だ。

>>次ページでは、新番組「G-Rock Party」の内容をひと足先に紹介。