4年に1回だけ!アダムス川の紅鮭の大遡上

激しい流れの逆らって泳ぐサーモン。その姿は壮絶!

激しい流れの逆らって泳ぐサーモン。その姿は壮絶!

カナダで最も身近な魚と言えば、やはりサーモン。古来より重要なたんぱく源として、先住民たちに重宝されていましたし、カナダに日本からの移民が定住したのも、バンクーバーを流れるフレイザー川に遡上する鮭の大群を見たことに始まると言われています。当時はあまりに多くの鮭が遡上していたため、鮭を踏んづけて対岸に渡れたと言われるほど!

そんなサーモンが産卵のために川を遡上するのは、カナダ太平洋岸では秋の風物詩。実際、バンクーバー近郊でもサーモンの遡上を見ることはできます。

バンクーバー近郊でのサーモンの遡上についてはこちら>>>カナダ秋の風物詩、サケの遡上ウォッチング

今回ご紹介するアダムス川でのサーモンの遡上は規模が段違い。カナダ国内でもサーモン遡上のメッカと言われる場所で、しかも4年に一度だけ、大遡上が見られるという場所です。

では、その規模やアクセスなどの基本情報をご紹介します。

アダムス川へのアクセス

バンクーバーから陸路でカナディアンロッキーへ向かう場合の中間地点がカムループス

バンクーバーから陸路でカナディアンロッキーへ向かう場合の中間地点がカムループス

最寄りの大きな町はカムループス。空港もあり、バンクーバーやカルガリーからの定期便が頻繁に発着しています。陸路でアクセスする場合、バンクーバーからカムループスは車で約4時間。アダムス川はカムループスからチェイスという小さな町を経由し、さらに45分ほど走った場所にあるため、いずれにせよアクセスするためには車が必要です。

上の地図内の赤い魚のマークが付いてるのが観賞ポイント。大きなイベントなので、専用駐車場がありますが、途中の路肩で駐車可能な場所もあります。ただ、シーズン中はかなり混雑し、車の往来も激しいので、事故のないよう、くれぐれもご注意を。



遡上時の体色が最も美しいソーカイサーモン

頭が緑で体が赤。クリスマスのテーマカラーと同じことから、漁師はクリスマスフィッシュと呼ぶことも

頭が緑で体が赤。クリスマスのテーマカラーと同じことから、漁師はクリスマスフィッシュと呼ぶことも

バンクーバー近郊で見られるサーモンは、このように体色が暗いものが大半

バンクーバー近郊で見られるサーモンは、このように体色が暗いものが大半

サーモンといっても色々といるのですが、その中で体が深紅に染まり美しい姿を見せてくれるのが紅鮭。現地ではソーカイサーモンと言われ、食べても一番おいしいといわれる極上の魚です。

そして、この紅鮭は毎年秋になると川を遡上するのですが、4年に一度だけ圧倒的に数の多い大遡上が見られます。ちなみにこの4年に一度がちょうど今年2014年。そう、サッカーW杯、冬季五輪と同じ年に、ソーカイサーモンの大きな遡上が見られるので、非常に覚えやすいですね。

整備されたトレイルを歩いて、サーモンを間近で観賞

川面にはっきりと分かるソーカイサーモンの群れ

川面にはっきりと分かるソーカイサーモンの群れ。この写真はトレイル沿いに作られたテラスから撮影したもの

川原にもサーモンを見る観光客がたくさん

川原にもサーモンを見る観光客がたくさん。すぐ足元に遡上するサーモンがたくさん!

アダムス川のサーモン観賞ポイントはローデリック・ヘイグ=ブラウン州立公園の中なので、川に沿ってたくさんのトレイルが整備されており、川沿いを歩くのに不自由はなく、また川幅が広いものの、歩いて渡れるほど浅瀬が続くため、鮭を見るのに絶好の条件が整っています。また、近年のサーモン遡上ウォッチングの人気に伴い、川沿いに鮭を見るためのテラスがいくつか設置され、存分にその美しい姿を見ることができます。

トレイルを歩くとサーモンだけではなく、深まり行く秋の森の自然をたっぷり楽しむこともできます。ぜひサーモン観賞を兼ねて、カナダの秋を満喫してください!

<DATA>
Roderick Haig-Brown Provincial Park
アクセス:カムループスから車で45分
時期:10月中旬から下旬
入場料:専用パーキングに駐車する場合、車1台に付き5カナダドル

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