散歩/昭和を振り返る散歩ルート

東京のディープゾーン、三軒茶屋の商店街を歩いてみた(6ページ目)

どこに行く宛もなかったのだが、ふらりと三軒茶屋にでかけた。まるで時間が止まったような怪しい路地がある。あそこがどうなったかという思いで、たまに訪れる場所だ。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

渋谷から歩いてみてもおもしろい

ここ三軒茶屋が昔から交通の要衝であったのだけれど、それはたとえば、渋谷から歩いてみるとよくわかる。渋谷のどこから歩き始めればいいかといえば、道玄坂だ。

3.4kmなので、45分くらいだろうか

渋谷駅ハチ公口から三軒茶屋まで歩く

道玄坂をあがり、道元坂上まで。あとは、高速道路の下を歩く。旧山手通りを越えると、渋谷区から目黒区になり、しばらく歩くと目黒川がある。
そろそろ桜紅葉。葉が色づきはじてめていた

目黒川の桜並木


玉川通りが世田谷通りとの分岐点がやってくる。そこが三軒茶屋だ。この分岐点に「大山道」と書かれた道標がある。
旧大山道と新大山道の分かれ道

昔からここにあった道標

落語「大山詣り」の舞台ともなった、神奈川県の大山石尊大権現は、博打と商売にご利益があるということで、江戸っ子たちが多く参拝した。大山詣りの道がここ。新しい近道ができて、ここが分岐点で、「新大山道」「旧大山道」に別れていた。渋谷から歩いてくると、そんな雰囲気も味わえる。
渋谷からのルートはこちら

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