三軒茶屋～下高井戸　雨の世田谷線散歩(3ページ目)

キャロットタワーから世田谷区を一望

エコー仲見世商店街。昔ながらのスタイルを守り続けている

お腹いっぱいになったところで、表に出ると、雨は小降りになっていた。

「やっぱり僕は晴れ男ですよ」

と言う。このどこまでも楽天的な男を理解するのは難しい。だいたい晴れてないし、まだ僕たちは傘を差しているのだ。

三軒茶屋には、まだ古いアーケード商店街が一部だが残っている。場所は世田谷通りと国道246号線に挟まれた三角地帯。「エコー仲見世商店街」である。本当に狭い路地に商店街が並んでいる。大人が両手を広げればもう道幅いっぱいというくらい。昔の人の生活サイズがよくわかる。

「エフエム世田谷」公開録音中。２人で切り盛りする姿に共感する地域密着ラジオ番組

商店街を抜けて、キャロットタワーという高いビルに向かう。「ここにエフエム世田谷があるんですよ」とNくん。ビルの案内板で探すが、エフエム世田谷の名前はない。仕方がないので、とりあえず最上階の展望台で世田谷の街を見ようと、エレベータであがると、なんとそこでエフエム世田谷が公開放送を行っていた。ああ、ここだったんだ。

神太郎さんがパーソナリティである。「和を楽しむ金曜日」の公開放送だ。なんか、感動。ここではリクエストができるとかで、Nくんは松田聖子の「スイート・メモリーズ」、僕はB.J.トーマスの「雨にぬれても」をリクエスト。かかったかなぁ。

キャロットタワー26Ｆから、世田谷線を眺める

エフエム世田谷の本社は用賀にある。ここ、キャロットタワーの上は公開スタジオというかんじか。平日の午後はここで公開放送が行われているようだ。

この世田谷線沿線散歩では、このキャロットタワー26階の展望台へ行くことをお勧めする。世田谷線を上から見ることができるのだ。