大学は東大が7名、京大が6名。高校は22名中20名、ほとんどが国公立卒という偏った結果となっているノーベル賞受賞者の学歴ですが、もう一つ特徴がありました。

西日本の公立高校出身、多し!

22名の出身校を西と東に分けると面白い結果が出ました。22名中、なんと17名が西日本の高校を卒業しているのです! 人口比や学校の数を考えると東日本、私学がもっと多くて良いと思うのですが、現実としてほとんどの受賞者が「西日本の公立高校から国立大学」というルート。息子娘にノーベル賞を取らせたいのなら、関西在住の皆さんは、まず公立高校に入学させてから国立大学、できれば京都大学か東京大学を狙うのが「目指せノーベル賞」の道と言えるかもしれません。

学校はそれでよし、では住む場所はどこが良いか? 22名の出身地を調べました。出身地が関西の方は22名中7名でした。受賞が古い順に紹介すると以下の通りです。
  • 湯川秀樹(京都府京都市)
  • 川端康成(大阪府大阪市)
  • 江崎玲於奈(大阪府大阪市)
  • 福井謙一(奈良県奈良市)
  • 野依良治(兵庫県芦屋市)
  • 下村脩(化学)(京都府京都市)
  • 中村修二(物理)(大阪府東大阪市)
大阪市と京都市が2名づつ。関西圏については郊外の行政出身者はおらず、どなたも大都市出身です。大阪市、京都市の出身者が多いのは、人口が多いから当たり前なのですが、それにしても関西圏出身の受賞者は多いと言ってよいでしょう。ザックリした数字でいうと関東圏人口約4200万人に対して、関西は約2000万人。受賞者の約3人に1人が関西出身というのは人口比から考えると大したものです。

ノーベル賞をとるには?

以上の結果から平均的なノーベル賞受賞者像は「関西の都市部に生まれ、西日本の公立高校から東京大学もしくは京都大学に進学」といえます。あなた自身がこのスペックなら、ノーベル賞に近いのかもしれませんよ!?

と、そんな事は無いしても高校が西日本の公立に偏っているのはとても面白いと思いませんか? 首都機能から離れた西日本で、自由な雰囲気で学んでいるからか、優秀な人材が政治経済に流れにくい(佐藤栄作氏は政治の世界からの受賞ですが……)のか、その理由はわかりませんが、西日本から、関西からの受賞者が多いのは、関西の皆さんにとっては少し嬉しいことではありませんか?


※ノーベル賞受賞者の出身地、出身校については、ウィキペディアを参考に執筆しました
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