街にアート作品が置いてあるイベント
そんな北九州市では、10月26日まで「街じゅうアート in 北九州 2014 Arts & Technology 10th」というアートイベントが開かれています。「街じゅうアートin北九州」は、アートNPO「創を考える会・北九州」が2004年から始めました。当初は個人の方などから借りた絵画や彫刻を、北九州市内のホテルやカフェといった公共空間に展示していました。2007年から、地元の企業とアーティストのコラボレーション企画が始まりました。市街地にある商業施設「リバーウォーク北九州」などを会場に、招へいした現代アートのアーティストが企業の工場で制作したり、提供を受けた素材を作品にして展示しています。
「企業のトップや現場の方が関心を持ってくださり、アーティストも北九州市ならではの作品を制作・発表することができています。地元の人たちにアートを楽しんでもらうこと、市外の人たちに展覧会を通じて北九州市を知っていただくこと。この2点を目標に続けています」。(「創を考える会・北九州」三満田巧さん)
美術館は美術館 市民は市民
北九州市立美術館 外観
「NPOの運営は、法人や個人からの年会費としての支援で成り立っています。個別の事業については、助成金を申請したり、募金を集めて修復した作品数点が美術館に収蔵されることにもなりました」。(三満田さん)