頬で風を受けて飛ぶ! 地上500メートルの空の旅
皆さん、空を飛んだことはありますか?河童や座敷わらしのふるさと、柳田国男の「遠野物語」で知られる岩手県遠野市には、パラグライダー体験をすることが出来る場所があるんです。風に乗って飛んでみたくて現地を訪れました。教えて下さるのは、岩手県内でパラグライダースクールを運営している「MAPS(マップス)パラグライダースクール」の皆さんです。
全身で風を待つ!これもパラグライダーの楽しみ
パラグライダーで「飛ぶ」と言っても、すぐに空へ……というわけではありません。いい風が吹いてくるのを待つスタッフの皆さん。「いま、風が左頬に当たったでしょ」「いま、風が前から来ているね」と、全身で風速や風の向きをチェックしています。飛ぶのにいい風が吹くのを待つ、これもパラグライダーの楽しみなんですね。結局この日は風が弱く、モータータンデムで飛ぶことに。直径1.5メートルほどの大きな扇風機のようなプロペラを使って、先生と一緒にタンデムで飛びます。膝当て、ヘルメットなどを身につけ、先生に言われたとおりスタンバイ。言われた通りに走り、風に乗り、ふわりと空に浮かびあがり……。おおっ! 本当に飛びました!
頬で風を受けながら空を遊覧する、地上500メートルの旅の気持ちよさと言ったら! 見下ろしているのは遠野盆地です。ちなみに手前に映っているのは私の膝です。落ち着いたところで空中撮影にトライしてみました。ただし、万が一、空を飛んでいるときにスマホを落とした場合は、見つけるのは困難とのことですのでご注意を!
さて、空から見た自分の影って、どのような姿だと思いますか? 次のページでは、地上500メートルから見た自分の影、パラグライダー体験はどんな人が出来るのか? その条件もご紹介します。