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プラットフォーム別出展数でみる東京ゲームショウ(3ページ目)

日本最大のゲームのお祭り、東京ゲームショウ2014が2014年9月18日から21日にかけて幕張メッセで開催されました。32の国と地域から、過去最多となる421の企業や団体が出展、展示されるゲームの数は1,363タイトルとなりました。すごい数ですよね。でも、その内訳はどうなっているんでしょうか? 出展数を見ることで、今後のゲーム業界も見えてくるかもしれません。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

ゲーム業界ニュースガイド

インディゲームに未来を

Mighty No.9 の図

Kickstarterで出資を募った稲船啓二氏が手掛ける横スクロールアクション「Mighty No.9 」も登場(イラスト 橋本モチチ)

プラットフォーム別出展タイトル数という切り口で東京ゲームショウ2014を見てみました、いかがだったでしょうか? 今後のゲーム業界が少し、垣間見えたのではないでしょうか。

最後に1つ、プラットフォーム別出展タイトル、という切り口では見えてこない、でもどうしても触れておきたい点についてお話して終わりたいと思います。それは多数のインディゲームが出展されたことです。

東京ゲームショウ2014では、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)の「インディーゲームコーナー」と「SENSE OF WONDER NIGHT 2014」をスポンサードしています。インディゲームコーナーではSCEがスポンサーとなったことで、なんと出展料が無料になっています。低予算でゲームを開発しているインディゲームのプロジェクトにはとても心強い味方となったでしょう。また、SENSE OF WONDER NIGHT 2014というのは、今まで見たこともないゲームのアイデアをプレゼンテーションする場で、これもインディゲーム開発者向けのイベントです。

SCEを初めとして、ゲーム業界全体が、インディゲームによって、新しい、斬新なゲームが登場していくことに期待する雰囲気があります。インディゲームの1つ1つのブースは小さく、それこそコンシューマーゲームの大作ソフトに比べたら、遊んでいる人も多いとは言い難いかもしれません。それでも、挑戦的なゲームがずらりと並んだ光景は、ゲーム業界の未来を感じさせるものでした。

冒頭ご紹介しましたが、東京ゲームショウ2014には全部で1,363タイトルもの出展が集まりました。すごい数です。今回お話した通り、ゲーム業界の近い未来は、それらのタイトルの動向によって見えてくるものがあります。その中に、小規模であっても、たくさんの意欲に燃えた新しいゲームがあるということが、今回の東京ゲームショウに大きな希望を添えたように思います。

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