据え置きは断然PS4
据え置きハードはPS4が非常に強いです
任天堂が出展していないということが非常に大きいわけですが、逆に言えば、任天堂以外のメーカーが力を入れていない様が見て取れますし、現状なんとか据え置きハードのトップを走っているのは任天堂自身のコンテンツパワーによるところが大きい、という所でもあります。そしてこの数字を見る限りは、今後もしばらくはそういった状況が続くのかもしれません。
一方PS4ですが、発売前だった2013年は22だった出展タイトルが42とほぼ倍増。ハードの普及台数はまだ約70万台というところでかなり低迷していますが、それでも3DSやPS Vitaと同程度の出展があるということは、業界の期待があるということで、非常に良い兆しと言えるでしょう。
そしてXbox Oneの24タイトル。2014年9月4日に日本でも発売されましたが、初週の販売台数が約2万台、翌週は約4,000台。参考までに、PS4の初週販売台数は約32万台。Wii Uや3DS、PS Vitaなど、今の主要ハードの初週販売台数は全て30万台を超えていることを考えると、Xbox Oneの約2万台というのは絶望的とも言える数字です。
その状況から考えれば、24タイトルというのはむしろ多いと言って良いかもしれません。ちなみに、うち半分ぐらいがMicrosoft Studiosの作品で、そう考えるとサードパーティーの出展タイトル数はWii Uと近い状況となっています。
スマートフォン向け、2倍に
毎年巨大なグリーブースは今年も健在
iOS向けが259タイトル、Android向けが246タイトル。すごい数字ですよね。ちなみに、ほとんどの作品が、iOS向けとAndroid向けの両方で出していますので、あわせて500タイトルの作品がある、という話ではありません。それでも、とんでもない数字には変わりありませんが。東京ゲームショウ2013では、iOS向けが114、Android向けが112で、2倍以上に増えている点も注目です。
中には1社で大量のタイトルを出展している企業もありまして、トランス・コスモスブースの作品はなんと60タイトル以上。これだけでコンシューマーの1つ1つのプラットフォームを凌駕しちゃってるんですね。
この数字だけ聞くと、東京ゲームショウ2014はスマートフォンのゲームだらけなのか、と思うかもしれませんが、展示規模が小さいタイトルが多いので、実際行くと、そこまでの印象はありません。絞り込んだ大作のコンシューマーと、とにかく数のあるスマートフォンというのは、現在のゲーム業界の状況をよく表しているかもしれません。
最後に、プラットフォーム別出展ではフォローできないお話を1つして、終わりたいと思います。