行政書士試験/ゼロから始める行政書士試験

講師への相談・質問のコツ ゼロからの行政書士試験4(2ページ目)

合格するためには、講師や他の受講生とどのように接すればいいのでしょうか。合格した人達の例を挙げながら、講師への質問・相談の3つのポイントと、他の受講生との接し方で大事な1つのポイントをご紹介します。

山本 直哉

執筆者:山本 直哉

行政書士ガイド


講師への質問・相談のポイント3 モチベーションの相談はお早めに

モチベーションを維持して長期間勉強することは簡単ではありません。多くの受講生がモチベーションを低下させます。きっかけは、連休(周りは遊んでいるのに自分だけ勉強)であったり、テストの結果(こんなに勉強しているのに成績が伸びない)であったり、いろいろです。

モチベーションが低下すると、勉強がつまらなくなり、復習が滞っていき、授業についていけず、挫折してしまいます。

そんなときは、講師がノウハウを持っているので相談しましょう。例えば、講師が実務家の場合は、実務の話を聞くことで、行政書士に対する興味を再び掻き立たてられたり、歴代合格者のモチベーションのキープ方法を教えてもらうこともできます。

合格する人は、モチベーションの管理が上手ですが、それでもキープし続けるのは苦労しています。徐々に下がっていき、下がれば下がるほど改善が難しくなるので、罪悪感や恥ずかしさなどは捨て、早めに相談しましょう。

他の受講生との接し方のポイント 勉強で結ばれた関係の自覚

行政書士試験は絶対評価の試験です。よって、隣で勉強している人が受かったから自分が落ちたということはありません。これがこの試験のいいところです。言葉通り、「みんな一緒に頑張りましょう」と言えるのです。ライバル心はいりません。教室で挨拶をしているうちに、休憩時間に話すようになるなど、少しずつ親密になっていくと思います。

ただ、受講生同士の関係は、行政書士試験合格という共通の目的を持つ「勉強で結ばれた関係」です。中には、仲良くなって一緒に遊びにいく人もいますが、ほどほどに。「勉強で結ばれた関係」ということを常に自覚して行動すれば、受講生同士で、人間関係に悩んだり、トラブルになることはありません。

さて、今回の内容はいかがだったでしょうか。次回は、授業を受けるとして、どのように復習すればいいのか。「復習の仕方 当日編」を取り上げたいと思います。


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