日本三名瀑の一つ、和歌山県・那智の滝と那智山の寺社へ
今回の行き先は【和歌山】
日本三名瀑の一つ、那智の滝と那智山の寺社へ
その那智の滝の近くには長い歴史を誇る寺社が揃い、いつも多くの参詣客で賑わっています。
今回は紀伊半島を包み込む世界文化遺産の一角を担う那智の滝と那智山の寺社をご紹介します。
流れ落ちる落差は133メートル! 御神体でもある那智の滝
那智の滝(Yahoo! 地図情報)は、紀伊半島南部、和歌山県那智勝浦町にある滝です。那智山の原始林から太平洋に流れ込む那智川の水源近くにあり、崖から垂直に流れ落ちる那智の滝の落差は133メートル。その勇壮で豪快に流れ落ちるさまから、華厳の滝(栃木県)、袋田の滝(茨城県)と共に日本三名瀑の一つと称されています。2004年には、高野山、吉野・大峯と共に熊野周辺の寺社と那智の滝が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されました。
那智の滝への入口は、那智山へ向かう道路の途中にあり、紀伊勝浦駅、那智駅からのバスが止まるバス停も近くにあります。
背の高い木々の中に分け入るこの雰囲気だけでも背筋が改まりますね。
木々の中に入るとすぐに鳥居が現れます。実は那智の滝は、那智山にある熊野那智大社の別宮、飛瀧(ひろう)神社の御神体。ということで、那智の滝への道は飛瀧神社の参道でもあるのです。
参道は途中から少し長めの下りの石段が続きます。その石段を下りきるとそこが飛瀧神社の境内。
ここで那智の滝の姿と対面することができます。滝のスケールの大きさに驚きますね。
時間があれば、拝観料を納めてさらに間近に那智の滝を見られるお滝拝所へ行ってみましょう。
石段を少し登った先にあるお滝配所の舞台から見る那智の滝はまさに迫力そのもの。
流れ落ちる滝からあふれ出るマイナスイオンによって、心も体も浄められるような体験ができますね。
たっぷりとマイナスイオンを浴びることができましたので、続いては那智山の寺社、飛瀧神社の本宮である熊野那智大社へ向かいましょう。次ページに続きます。