高級リゾートからサーキットまで、好きなスタイルで楽しめる
翌金曜日は、同じくクエイルロッジで開催された“モータースポーツギャザリング”へ。今年で12回目という比較的若いイベントながら、近年、人気急上昇中のイベントだ。入場者数を限定してバリエーションに富んだレーシング&スポーツカーをゆっくり見学できるよう工夫されていることと、協賛スポンサーの最新モデル試乗やヘリコプター遊覧といった豊富なアクティビティ、さらには各国の料理や飲み物を自由にいただけるシステムが人気の理由だろう。
もちろん、クエイルロッジという最高級ゴルフリゾートで開催というあたりも。ただし、入場料もプレミアムで、450ドル/人である。飲んで食って1日堪能して初めて元が取れる? 見どころは、グレイテスト・フェラーリや、戦前のスポーツカー。
土曜日には、名物コークスクリューで有名なサーキット、マツダ・ラグナセカ・レースウェイで開催される“モータースポーツ・リユニオン”だ。戦前から90年代前半あたりまでのレーシングカーをそれぞれのカテゴリーに分け、実際にレースを行なうというイベント。毎年、15レース程度が開催される。もちろん、40億円で落札されるようなフェラーリだって、全開だ!
客筋が最も興奮するのは、トランザムレースやカンナムレースといったアメリカに縁の深いレースのほか、グループ5系やIMSAプロトタイプ系だろう。
パドックをじっくり見学するもよし、名物コークスクリューなどコース全般を歩き回ってよし(かなり疲れるが)、飲み食い放題の指定席(有料)に座ってじっくり観戦もよし。毎年、違うスタイルで観るのも一興だ。ちなみに今年の筆者は、フラッグルームという飲食放題のテントスペースで観戦した。