仰願寺、江戸六地蔵、高尾太夫の墓
さて、あと3箇所となった。7番目の「仰願寺」。こちらは「仰願寺蝋燭」発祥の地だそうだ。そもそも、仰願寺蝋燭ってなに?というと、仏壇に供える細い蝋燭のことだそうだ。仰願寺 台東区清川1-4-6
江戸の入り口に造られた銅造地蔵菩薩坐像は、「江戸六地蔵」として有名だ。こちら、東禅寺(とうぜんじ)の地蔵は1624年(寛永元年)に建立された。もともとは旧奥州街道の入り口にあったのだそうだ。
銀座木村屋総本店の創業者、木村安兵衛と妻のブナの像もあった。あんぱんの生みの親だ。この人がいなければ、あんぱんはなかったかも。
そして、9番目が高尾の墓だ。「高尾」というのは吉原の代表的な名妓が襲名した源氏名で、ここは二代目高尾の墓。仙台藩主・伊達綱宗が夢中になり、高尾の体重と同じ重さの黄金で身請けしたという逸話があるそうだ。さて、最後に周辺のとっておきのスポットをもうひとつ紹介しておこう。
こちらはアサヒ商店街近くの、昔ながらの居酒屋さん。独自のルールがあって、まず携帯電話は禁止。取り出しただけで注意される。カメラでの撮影も禁止。酔っ払っての入場禁止、大人数もダメ。
とはいえ、ルールはそれぐらいで、あとは、昔ながらの普通の居酒屋さんだ。逆に料理の写真をせわしなく撮ってしまう自分のような人間にとっては、ホッと昭和な雰囲気を取り戻せる場所だった。お酒好きな方は散歩の帰りによってみてはどうだろう。午後3時からやっているが、火曜日が定休日なので注意が必要。
今回のお散歩ルートはこちら
【関連サイト】
大林酒場 - 南千住/居酒屋 [食べログ]
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