散歩/昭和を振り返る散歩ルート

昭和の香り残る「アサヒ商店街」とその周辺を散策(6ページ目)

南千住駅から「アサヒ商店街」を目指して歩く。昭和の香りが残る商店街を食べ歩き、その周辺にある寺社も巡る。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

平賀源内のお墓でお参り

白髭橋のたもとにあった記念碑。番号は4番だけど、3番に向かう途中にあったので、こちらをパチリ。
明治天皇が病気療養中の三条実美を見舞った場所

明治天皇行幸 対鴎荘遺跡 台東区橋場2-1 

かつてこの一帯は、風光明媚な地で、著名人の屋敷が軒を連ねていたそうだ。明治時代の政治家、三条実朝も「対鴎荘」なる別邸をここに構えていた。その三条実美が病気になり、こちらで療養している時に明治天皇がお見舞いに来られたそうだ。さて、次は平賀源内の墓所。
国指定史跡になっている

平賀源内墓所 台東区橋場2-22-2

今やエレキテルというと「ダメよ、ダメ、ダメ」でお馴染みのお笑いコンビを思い浮かべる人も多いかもしれない(もうちょっと古い?)。このエレキテルというのは、江戸時代に蘭学者の平賀源内が復元した摩擦起電気機のこと。1779年(安永8年)に源内は刃傷事件を起こし、牢内で病死している。もともとここにあった総泉寺に葬られたのだが、総泉寺が板橋区に移ったあとも、墓だけはここに残ったのだとか。
見事な築地塀だ

1931年(昭和6年)には松平頼壽(旧高松藩当主)により築地塀が整備された

築地塀が整備された後、1943年(昭和18年)に国指定史跡になっている。中に入ってお参りができるそうだ。
ノートが置かれていて、訪れた人が署名できるようになっている

平賀源内碑

平賀源内というとナゾの多い人物だが、その才能は多岐にわたっている。「土用丑の日」という日本で最初の広告キャッチコピーを考えたのも源内だと言われている。今もファンは多く、碑の前に置かれたノートには訪れた人が署名しているが、それを見ると毎日、参拝者が耐えないのがわかる。

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