「テラスハウス」のルーツは関西にあった!?

完全終了の報を受けて

　

前回の記事から1ヵ月近く経過し、その間に「テラスハウス」終了の詳細が明らかになってきました。まず、後番組はまったく別傾向のものであり、リニューアルとかではなく完全終了だであることが判明。社長会見によれば、直接的な終了要因は期待したほど視聴率が取れなかったからだとか。

録画してチェックしたり、見逃し配信に頼る視聴者が多いことを考えれば、今の時代では仕方ない気もします。ただ、そう言えないのがテレビ局の現状なんでしょうね。

ということで、今回も引き続きルーツ探しの旅に出掛けたいと思います。前回は「リアリティショー」方面をさかのぼって行ったので、今回は「恋愛バラエティー」の面について考察します。

まずは御存知「あいのり」から

「テラスハウス」がスタートした時に、誰もが思い浮かべたのが、1999年から約10年間続いた「あいのり」でした。出演する男女の拠点がバスからシェアハウスに変わっているだけで、コンセプトはほぼ一緒。違っていたのは、より「オシャレ」になったことでしょうか。

というか、それまでの「恋愛バラエティー」が、あまりにもオシャレと無縁だったのかもしれません。仕事漬けの男性スタッフがよってたかって作っていたことも大きいと思います。

そんな中で「ねるとん紅鯨団」（1987～1994）は、MCのとんねるずがチョットあか抜けていたこともあって、かなりの人気を集めました。このあたりまでが、若年層でもギリギリ知ってる範囲内では？