セルフィーもアウトドアも
すべてに対応する
肝心のカメラの実力や機能性はと言うと、ちょっとクセのある感じではあります。レンズは単焦点レンズなので、基本的にズームはできません。焦点距離は35mm換算で21mmなので、セルフィーや置き撮りなどがしやすく、使いやすくなっています。本体の液晶モニターも2.0型で23万ドットとかなり小さく解像度も低めです。あくまでも画面確認の為と言った感じです。タッチパネルですが、やはり画面が小さめなのが残念な感じです。でも、UIがシンプルでわかりやすいので使いにくさは感じさせないので、使っている分にはマイナスポイントではありません。
『FR10』は、防塵防滴防水耐落下衝撃のタフネス機能も有しています。アウトドアカメラとしても使える点もプラスポイントです。マルチアングルクリップでリュックなどに装着し、インターバル機能で撮影すれば、両手を空けたい登山などで活躍しそうな感じです。
思わぬ写真が撮れる
インターバル撮影
さて、いよいよ『FR10』の本領を発揮すべく、セパレート状態での撮影を試みてみました。マルチアングルクリップはなかったのですが、カメラに付いているヒンジユニットでも、鞄のベルトに取り付けられそうだったので、とりあえず装着してみました。少し心もとないですが、なんとか装着できている感じです。もちろん安全のため、ネックストラップはつけています。丸の内から日比谷方面に歩き、イングレスでポータルをハックしながら歩いてみます。動画でも良かったんですが、『FR10』の魅力のひとつであるインターバルタイマーを使って見ました。間隔は2分に設定しました。
クリップなしでも意外としっかり留められる。ただ、安全を期して、この後、ネックストラップを装着しました。
インターバルタイマー中は液晶画面が見られなくなってしまうので、装着の時に、しっかりと角度を調節しないと、画面が斜めになってしまいます。しかも今回はちゃんとクリップを使っていなかったので、歩いているうちに更にずれてしまったようです。その辺はクリップを購入することで対応するとして、インターバルタイマーは思いがけないところで撮影できていて結構楽しげでした。
観光する時に、メインとなるカメラでしっかりと撮影すると同時に、『FR10』で撮影するのが良いかもしれません。自分で狙った被写体以外のものが撮れるので、思わぬベストショットが撮れるでしょう。
インターバルタイマーで丸の内から日比谷方面を散策。途中からかなりカメラがずれてしまっていますが、そこはご愛嬌で。インターバルタイマーで撮影していることを途中から忘れて、イングレスに夢中になってスマートフォンが見切れることも。最後はスタバで一休み。旅行の道程がわかるので、楽しいだけでなく記録としても使えそうだ。